第80話 ベリアル対シモン

ベリアルとシモンは睨みあっていた

ベリアルはシモンを挑発する

「どうした?来ないのか?」

「ならば、言葉に甘えて!」

シモンは持っていた大剣から上段斬りを行った

「甘いわ!」

ベリアルは刃先を見切り軽くかわした

シモンは振り下ろした剣を止め、逆に振り上げた

ベリアルは剣を抜き、シモンの剣を受け止めた

「魔族風情がやるじゃないか!」

シモンは受け止められた後、後ろに飛び退き間合いをとった

「なかなか、やるようですね、では、次はこちらからいきますよ」

ベリアルは瞬間に間合いを詰め突きを放つ

「くっ!」

シモンは何とか剣を擦らせ突きの軌道を変えかわすことができた

「おやおや、中々の手練れですね、すばらしい!」

「誉められても嬉しくはないな、出し惜しみは無しだ俺の本気を見せてやる、天使憑依ドミニオン」

シモンは天使を憑依させ身体能力向上させた

「くらえ!サザンクロス」

シモンは十字に剣を振るい、そこから十字の剣閃がベリアルを襲った

ベリアルは剣閃を受け止めた

その隙にシモンはベリアルの後ろに回り首をはねようと斬りかかった、

「もらった!!」

シモンの剣はベリアルの首に当たり・・・砕け散った

「なに?け、剣が!?」

「お前すごいな、いや~やられたよ、まさか首に剣を当てられるとは」

ベリアルは剣を当たられた事に感心し、シモンを誉めていた

「なにがあったら俺の剣がなぜ」

「剣が悪かったな、もっといい剣なら勝ったんじゃないか」

「かなりの業物なのに・・・」

「まあ、剣も折れたことだし、終わりにしようか」

「ま、まってくれ、剣を変えてくる」

「何故待つ必要がある?」

「強者同士、白熱したバトルがしたいじゃないか!」

「いや?俺はさっさとお前を殺して陛下にお見せする」

「な、なっとく行かない、もう一度勝負だ!」

「じゃあ、サヨナラだな!」

ベリアルはシモンの手足を焼ききった

「ぎゃあ!手が、足が!」

「さて、行くか」

シモンの髪を掴み、引きずっていった

「や、やめてくれ、誰か、誰か助けてくれー」

シモンは周囲の兵士に助けを求めたが誰も動いてくれなかった

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