異世界に来たから自由に暴れてみる

第81話 シャクス対タダイ

タダイは魔族軍の動きを見てシャクスの動揺を誘う

「魔族の動きも止まりましたね、指揮官がやられてるのでは？」

「そうかもな」

シャクスは斬りかかりながら答えた

タダイは剣をかわし、魔法でだしたイバラでシャクスを固定した

「これは聖なるイバラ、魔の力を払う効果がある、これで勝負あったな」

「これは油断しましたね、戦いは私の負けですかね」

「あっさりしてるな、まあ、いいこれで天に召されよ」

タダイは祈りを込めイバラに聖なる気を込めた

「うわー、こりゃ効くなぁ」

軽く叫ぶ、シャクスにタダイは

「キサマ嘗めているのか！」

タダイは更に力を込めようとするが

「！！な、なんだ目が見えない！！」

「やっと、効いたか」

「キサマ何をした！」

「なぁに～視覚を失っただけだよっと」

シャクスはイバラをちぎりながら答えた

「イ、イバラを外しているのか！」

シャクス「ほう、よくわかるな、感覚でもあるのかね」

「く、くるなぁ！」

タダイは周囲にイバラを張り身を守る

シャクスは落ちている槍を投げタダイを串刺しにする

「ぐはぁ！」

ダメージのせいかイバラが消えていく

「さてと」

シャクスは魔族が持ってきていた串刺し用の槍をタダイの尻から差し込んだ

「な、なに？や、やめるんだ、」

「よいしょ！」

「ぎゃあー、がはぁ、や、やめてくれー」

「上手にできましたぁー」

「だ、だずげで」

「おもちかえり～」

シャクスは槍を持って本陣に帰っていった

「た、助かったのか？」

シャクスが帰ったことで少し怯えていた兵士は少し安堵したがそれは間違いだった

シャクスが下がったあと魔族の兵は攻撃を再開した

「こ、来ないでくれ！」

既に兵士に戦意はなく逃げだしていた

「た、たたかえ、じ、時間を稼ぐのだ」

前線指揮官は必死で指示を出してはいたが

既に前線は崩壊していた