第50話 閑話 武器選び
家を作ってしばらくした時
「ゆうちゃん、何か武器くれ」
シンがおねだりしてきた
「お前持ってた剣どうした?」
「おーれーたー頑丈なのが欲しい」
「じゃあ、これ鬼の金棒、お似合いじゃね今なら虎がらパンツをセットにするよ」
「やだ、何かダサい」
「似合っているのにワガママだな」
「俺のセンスにビビッと来る奴を頼むよ」
「何がいいかな~」
俺は神の袋をあさっていた
「これはどうだ!にょいぼー」
「孫悟空の?」
「孫悟空の、伸縮自在だし便利じゃね?」
シンは取りあえず振り回し
「なかなかいいな!」
「何で初めてやるのに使えるの?」
「えっ?棒きれぐらいガキの頃から振り回すじゃん、それといっしょだよ」
「絶対ちがう!」
俺達のやり取りを見てエミが声をかけてきた
「ねぇ、ユウヤくん?孫悟空には金のワッカが必要だよね?」
「い、いや、どうかな~」
「悪さする悟空さんには戒めが必要なの?わかる?わかるよね!」
俺はシンを見るが手で✕を作っていた
「どこ見てるのかな?まさか、浮気者の味方はしないよね?」
圧が半端なかった、俺は冷や汗をだしながら
「いや、きっとそんなアイテムは出てこないかなぁ~無いものは出せないし」
「うそ♪正直になりなさい、何ならチカに頼むよ」
シンは身の危険を感じて逃走していた
「あばよ~」
「こら、シン、待ちなさーい!ワッカをつけろー!」
エミはシンを追いかけて行った
「ふぅ助かった、俺も逃げよ」
急いでその場を離れた
「おーい、ユウヤ、シンに武器やったんだって?」
「おう、カズマ、おねだりされたからあげたぞ」
「俺にもプリーズ」
「えーお前もか?」
「この世界では何があるかわからんから威力ある武器を持っておきたい」
「じゃあ、どんなのがいい?」
「遠距離用が欲しいな、あとスキルもあるし接近戦用に槍くれ!」
「注文多いな」
神の袋をあさった
「これはどうだろ?ヴァジュラ~」
「なんだこれ?」
「インド神話に出てくるアイテムで雷を放ったり、ビームサーベルのようになるみたい」
「うん?こうか?おお出たよ、これいい面白い」
「あとはトライデント」
「聞いたことあるな」
「有名な槍の本物だ、ポセイドンの槍で海を操れるらしい」
「いいじゃん気にいった、ありがとね」
カズマは満足した
二人に武器を渡したあと帰宅するとタクミ、リョウタにも武器をねだられるのであった
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