倉田の異世界転移
第29話 暴力の鬼、異世界に着く
スサノオをボコっていたら
森の中にいた
「ちっ!仕留め損なった」
少し悔しいがそれは置いてここはどこだ
話によると異世界みたいだが?
考えていると目の前に虎が現れ襲いかかってきた
「なに!」
俺は焦ったが思わず殴った
すると虎は拳の威力で爆発した
「うえっ!血塗れや」
返り血で汚れたが仕方ない、どっか水場があれば洗うかと考えてながら今の力を考えていた
『なんだ、この力は以前より力と早さが上がっている、長年暴力の世界にいたがこれ程の力は今までヤった相手にもいなかったな』
俺は手に入れた力に喜びながら周りにおやっさん含め若い奴らが居ないことに気付いたが
『まあ、大丈夫か』
心配する事でもないことに気付きとりあえず森を抜ける事を考えていた
しばらく森を歩いていると道が見えて来たが同時に高そうな馬車が汚ならしい男達に襲われている所に出会った盗賊か?
しかし、俺は気にせず横を通り抜けようとするが
「なんだ、てめぇは?」
盗賊らしき者が無抵抗な俺に斬りかかってきた
「なんだ、危ないな?」
俺は軽く剣を避け頭を掴み、潰した
「お前達、この俺に喧嘩を売ろうって言うのか、覚悟しろや!皆殺しだ」
頭にきたから周囲を、威圧したら盗賊どもは腰を抜かし漏らしていた
落ちていた剣を拾い盗賊どもの首をはね、懐刀から金を奪ったがなんだ、この金は銀貨や銅貨?価値がわからんがまああればいいだろと懐に入れた
「あ、あのーすみません」
馬車に乗っていた少女が声をかけてきた
「姫、危険で御座います、お下がりを!」
護衛の騎士らしき女が勇ましく声をだすがその本人はさきほどの威圧のせいか腰を抜かし地面に染みを作っていた
「なんだ?」
俺は声をかけてきた少女を見たが
少女は少しビクッとしたが礼を言ってきた
「さきほどは賊から我々を助けて頂き感謝致します、わたくしはランギル帝国第2皇女マリア・ランギルと申します
このような所なので御礼する事が出来ないので急ぎの御用がないのならわたくし達と一緒に来ていただけませんか?もちろんその間の費用はお支払いたします」
急な申し出だが、いい機会だな
「わかった、一緒に行こう」
「ありがとうございます、すぐに準備を致しますので少々お待ちいただけますか」
そう言うとマリアは護衛のもとに行きなり手をかざしていた
「姫様、もったいのう御座います」
「いいから、早くケガを治して出発しましょう」
なかなかのケガが治っていく姿を見て
『あれが魔法とかいうやつか?便利だな?俺は出来ないかな?と考えたが全くわからないので考えるのをやめた』
「お待たせいたしました、さあ、馬車にお乗りください」
「行けません姫様、このような者と2人場所にお乗りになられてはあらぬ疑いがかけられてしまいます」
護衛が当然の事を言ってきたが
「何を言うのです、命の恩人と馬車に乗る、これのどこに恥じる事があるのでしょう?彼はすでにわたくしの客人です、その様に対処しなさい」
強く言うと護衛は何も言えず下がった
「失礼いたしました、さあ、お乗りください、道中お話をお聞かせください」
人懐っこい笑顔ではなしかけてきた
「たいした話は出来ないがお邪魔させて貰おう」
俺達が馬車に乗ると
「さあ、出発」
護衛の騎士の号令のもと出発した
「倉田様は異世界からお越しになられたのですか?」
俺は馬車に乗ってから少女に自己紹介をし、これまでの事を話した
「ああ、上司と部下も来てるはずだが、あいつらも強いから適当にしてるだろう」
この少女はなかなかの聞き上手で俺の見た目に恐れる事無く話しかけていた
「それでも、心配でしょう?どうですか?皇都のわたくしの屋敷まで来ていただけたら、各地の情報を集めさせて貰う事もできますが?」
「あいつらの心配はしてないが、お言葉に甘えさせて貰って構わないか?何分この世界の事が何もわからないからな」
「はい、お任せください、がんばりますよー」
なかなか朗らかな笑顔に俺も絆されたらしいなと考えて居ると街が見えてきた
「あれが国境の街ジオグランです、あの街からゲートにて皇都まで移動します」
「ゲート?」
「ゲートとは皇族の一部が使用出来る移動手段です、多くの人は運べませんが便利ですよ」
「なるほど、この世界は便利な物があるのだな」
「帝国だけですけどね」
俺は彼女の笑顔に絆されながら会話を楽しんでいた
それから無事ゲートを抜け皇都に着くことが出来た
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます