13回目 デコピンで消滅?
「ぜいぜいぜい…」
私の前には、息が切れて顔を下向きにしている男が1人。
今、私は男に追いかけられていたような女の子を保護しています。
「はぁ、はぁ、はぁ」
「息が荒いようですが、大丈夫ですか?」
男に問いかける。
後ろの女の子は、
「怖い、嫌い、恐ろしい。助けて」
可愛くて、守ってあげたいと思うのだけど、これっておかしいわね。
しかも、この子どこで見た感じが。
男は、やっと息が普通にできるようになったらしく、叫ぶ。
うるさい。
「我の寵愛から逃げるとは、どうなるか知らないらしいな、お前なd」
えい。
「うぉぉぉぉ」
デコピンを強めに。
魔力強化しました。
ものすごい勢いで消えていなくなりました。
ああいうの嫌い。
でも、まさか王城内で王族を傷つけたら防護魔法で攻撃されて即死なんて思わないじゃない。
それで、今まではなかった、ここに戻ってこようっていう、目的を持った転生になりたいと思ってしまったの。
いつも流されるのではなくて…
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