12回目 自爆スイッチ

「真実の愛の元に断罪されるのは、どう思う?」


次の転生は、パターンが違った。

転生前のことは、断罪中に蘇った。


しかも、もはや取り返しのない感じ。


「別に」


「ならば、処刑だ。お前が泣き叫びながら、許しを請うても許しはしないがな」


あら、王子出遅れました?


この王子は、転生して追いかけてきてくれた人と違うみたい。


「何も言わないということは、これまでの罪を認めるということだな」


もういいかしら。


「はいはい、面倒くさいのは嫌いなので、さよなら~」


今回は、魔力があるので、盛大に。


「自爆ぅ~」


ちょっと派手にしてみました。


「なぁっ、押さえこm」


そうやって、次なる転生の旅が始まったのです。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る