1.作品を選ぼう

レビューを書くためには、当然ながら自分が伝えたい作品を選ぶ必要があります。

あなたが好きな作品はなんでしょう?ちょっと考えてみましょう。

「自分の勧めたい作品はこれだ!」とすぐに思いつく人はそのまま問題有りませんので、次の章へ進んでください。

何を勧めていいのか分からない人や、勧めたい作品が多すぎてどれを勧めるのがいいか分からない人もいますよね。そう言う人はまず好きな作品のタイトルを書き出してみましょう。

始めに紙を1枚用意してください。PCやスマホ、タブレットを使う場合はエクセル等の表計算ソフトが良いと思います。

次にその紙に好きな作品のタイトルを思いつく限り書いてみてください。

好きな作品が多すぎる人は取り敢えず10から30くらいのタイトルを書いてみると良いでしょう。(もちろんたくさん書きたい場合は思いつく限り書き出しても)


ちなみに自分でタイトルを書き出した時は(映画だけで)約90タイトルありました。

元々はPowerPointの資料に今後レビューする予定リストを入れるために書き出していたのですが、さすがに90は多すぎるので30まで削ったのですが、数回目で予定リストに無い(けど好きな)タイトルのレビューを行っていました。

これはそれまで行ったレビューの流れ的にこの作品を紹介しないといけないという謎の使命感に駆られての事でしたが、同じ作家や監督、もしくはシリーズ物の1作のレビューを続けて発表したからって次の時に全く別の作品を紹介したって全く問題ないですよ?


閑話休題


書き出しが終わったら、リストを見直してみましょう。

それがあなたが今、人に勧めたいくらい好きな作品のリストです。

このリストはあくまで”今”あなたが好きな作品のリストですので、内容の変更や追記をおこなっても問題ありません。

でもリストそのものは残しておいたほうが良いかもしれません。それは自分の嗜好を客観的に知るための資料にもなりますので。

さて、リストを見直したらその中からレビューを書く作品を選びましょう。

書き出している際に既に決まっていたかもしれませんね。

ただ、選ぶ際には以下の事に気をつけましょう。


◆気をつけること

・「この作品なら他の人も知っているだろう」と思って選ぶこと

・他の作品より優れている事を知らしめる為に選ぶこと


まず「この作品なら他の人も知っているだろう」と思って選ぶと、おうおうにしてレビューを見る人全員が作品の内容を知っている事を前提とした内容となってしまいます。

同好の士の集まりなら問題は少ないと思います(むしろこの作品をこの角度からみているのかと盛り上がる事も有りえます)。しかし専門用語や作品内の独特な言い回しが説明もなく入ってしまい、作品の内容を知らない人から見ると何を言いたいのか分からない物になってしまう可能性があります。ですので有名な作品でも他の人はタイトルは聞いたことがあるけど内容を詳しくは知らないと思っていたほうが良いと思います。

「他の作品より優れている事を知らしめる」事については、他作品と比べて優劣を語ることはと思っている事柄です。

この『レビューを書こう!』は自分の好きな作品を紹介するためのレビューの書き方についての話になります。

他の作品を下げても評価が上がるものではありません。

「作品Aは作品Bよりスゴイ」って説明はやりやすいと感じますが、これでは何がスゴイのかの説明になっていませんよね?

また他の作品と比較した場合、その作品の良し悪しは両方の作品を知らないと判断できないです。もし比較対象の作品を知っていた場合でも、「それは違う」「そもそも比較対象にする事が間違っている」とネガティブな感情を持たれてしまう可能性があります。

ですので他作品との比較ではなく、その作品の内容の良いところ、好きなところについて語るものにしましょう。


さてレビューをする作品が決まりましたら次の項目へ進みましょう!

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