僕の事をバカと言い張る幼馴染
ゆうちゃん
第1話
僕の名前は、角田亮 現在高校2年生
僕は何もできない… 勉強も僕はバカだからできないし、運動もからっきし駄目で…何をするにしても不器用だ…
そんな僕にも幼馴染がいる 名前は橋本麗華 年は僕と同じで、彼女は僕と違って何でもできる 勉強もテストで1位しか取った事は無いし、運動だってできる!!
容姿も長い艶やかな黒髪をストレートに下ろしてて、肌は雪のように真っ白…顔は清楚系な美人だ…クール美人だな
そんな彼女に僕は昔から、面倒を見て貰ってる 勉強とかその他色々な面倒をだ…
「あなた、ここの問題間違ってるわよ バカね、ここはこの数式を使うのよ」
「あなた、制服のネクタイがよれてるわよ バカね… 私が結び直してあげる」
「あなた、今日お弁当持って来るの忘れてるでしょう? 学校に行く途中に、おばさんにあなたが、お弁当忘れてるから持っていってあげてって、頼まれたのよ 全くバカね…お弁当忘れちゃダメじゃない」
彼女は僕の面倒をよく見てくれるが、彼女は僕の事をよくバカね…と言い張る まぁ本当の事だから良いんだけどね…とにかく僕の幼馴染、麗華は僕の面倒も見る事ができる天才的な幼馴染だ!!
「はぁ〜今日も橋本さん、綺麗だな〜!! 俺も亮の様に橋本さんの幼馴染になりたかったな〜!!」
「そいつはどうも?」
時間はお昼…僕は今、友達の石村優也と一緒にお弁当を食べてる… 優也はイケメンだ
「なぁ…亮は橋本さんの事どう思ってるの? 付き合いとか思っちゃってるの?」
「ウッ…ゲホゲホ!! む…むせた ゆ…優也… 変な事言うなよ〜」
「ハハハ…!! ごめんごめん それでどうなの?好きなのか?」
「麗華とはただの幼馴染としか思ってないよ これは本当に…」
う…嘘だ!! 麗華の事…本当は好きだ…バカと言いながらも僕の面倒をよく見てくれて…綺麗で…何でもできて…こんなの惚れるしか無いでしょう?
で…でも麗華は僕の事…弟の様な存在としか見てないだろうし、それに僕なんかが麗華と付き合っても麗華を楽しませる事なんて出来ないだろう…!!
後、麗華の事が好きだと言ったらば、皆にバカにされるだろう…
お前見たいな奴が橋本さんと付き合える訳無いだろ!! 橋本さんとお前は釣り合わないんだよ!!とクラスの皆から罵られる事間違い無いだろう
そんな事になったら麗華も可愛そうだしね……だから僕は麗華に対するこの想いを彼女に伝える事は無い…!!
「ふぅ〜ん… 亮が橋本さんの事、何も思ってないなら俺、告白しちゃおっかな〜」
「…え……?」
「いや俺さ〜橋本さんと付き合えたら良いな〜って前から思ってたんだよね…でも亮が橋本さんの事好きなら…それは俺も応援したいから諦めるつもりでいたんだけど、今聞いた辺り、橋本さんの事を何も思ってないなら俺が告白しても大丈夫かなって」
「あ…あぁ…告白しちゃえよ 麗華の事…よろしく頼むな!!」
胸がドキドキする…麗華の事は諦めたはずなのに…… 僕はまだ…諦めきれてないのか?
いや…ダメだ!! この恋は諦めるんだ!! 麗華に充実した高校生活を送って貰う為にもこの恋は諦めるんだ!!
モヤモヤしながらも時間は放課後…僕は授業のノートを教室の机の中に置きっぱなしだった事に気付き、教室に戻ろうとしていた…
教室に入ろうとした時、麗華と優也がいた…僕は慌ててバレない様にしゃがみ込む…
ゆ…優也…まさか……!!
「橋本さん…今日は来てくれてありがとう…」
「別に良いわよ…それでお話って何かしら?」
「うん…俺さ……は…橋本さんの事がす…好きです!! 俺と付き合って下さい!!」
言った!! やっぱり告白だったんだ…… 麗華は何て答えるんだろう…
やっぱり優也見たいなイケメンに告白されたら…当然付き合うよな〜 2人には幸せになって欲しい…
「石村君…ごめんなさい…… 私、他に好きな人がいるの… だから私の事は諦めて」
「…っ……!! そ…そうか わかった…今日は話聞いてくれてありがとう… また明日な…!!」
そう言って優也は教室を静かに出ていった…僕に向ける優也の背中は少し…寂しそうに見えた…
「盗み聞きとは感心しないわね」
「おぉっ!! いつの間に… 」
「ずっとよ… あなたはバレて無いと思ってたんでしょうけど私には、あなたが教室の前でしゃがみ込んで私達の話を盗み聞きしてるの、わかってたわよ」
「ま…まじかよ……じゃ…じゃぁ聞くけど……良かったのかよ? 優也イケメンで優しいぞ? そんな奴を振るなんて良かったのかよ?」
「はぁ…本当は想い人に告白される事を夢見てきたけど 待ってても一生来ない気がするから私から言うわね」
「え?」
僕が麗華の言ってる事がわからないでいると…麗華が決意した様な顔になり、僕の目をしっかりと見て来る…そして…
「亮…私は、あなたの事が好き…!! 幼馴染としてでは無く異性として…1人の男の子として……あなたの事が大好きなの……どう? これでわかったかしら?」
麗華が頬を赤らめながらそう伝えて来た……
れ…麗華が僕の事を好き……? ま…待て待て!! こ…これは夢なのか? ダメだ…頭がパニクってる…
「フフフッ…信じられない様な顔してるわね まぁ良いわ それでどうするの?」
「へっ……? …え……? ど…どうするって?」
僕の頭はまだパニクってる…それくらい衝撃的な事だった…
「もう…これも私から言わせる気? バカね どうするの? 私と付き合うの? 付き合わないの?」
「……つ……付き合わせて…頂きます……!!」
「フフフッ…そう…良かったわ… これからよろしくね? 亮」
こうして僕と麗華は付き合う事になった…
僕の事をバカと言い張る幼馴染 ゆうちゃん @Yuto74
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。僕の事をバカと言い張る幼馴染の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます