第14話- 見ざる 聞かざる 言わざる
百物語を翻訳しはじめた。
目や耳や口の不自由な人達になぞりかたを教え広め、作品を楽しんで貰った。
そのステップを踏んで理解するのが面倒だと思う健常者達には通常どうりの執筆作品を披露した。
その結果、点字で作品を楽しめなかった人々にだけ、怪異は憑き纏いこの世の大半が呪われた。
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