第34話 金色に輝く瞳 過去見の魔法の力

踊りながら アーシュとリアの肩が触れる 

「あ・・すまん・・」といいかけて


アーシュの瞳が金色に変わる 一瞬にして リアの過去の姿を視るアーシュ


過去見の力が突然 発動した


瞳を見開く 見開いたまま 

しばらく茫然として 動きを止めるアーシュ 


アーシュの瞳が金色の変り 

動きを立ち止まったアーシュの様子に心配そうなエイル


「もしや・・その金色の瞳 過去見の力ですね 

アーシュラン様・・僕の心を 僕が知ってる古代の歴史の内容


まさか未来を」硬い表情のリア


「いや 視えたのは 一瞬だけだ そこまではわからない」アーシュ


「そうですか」ほっとするリア


アーシュの瞳も元の焔の瞳に変わる


「・・・もしもし?」 

待っ青になり 指を指して立ち尽くすアリステア先生


「ああ さっきの・魔法使いか 助かった 

エイルはすぐに見つかった有難う」

事もなげにアーシュ


「あ・・有難うって そんな場合では」アリステア先生


「アーシュラン様 そろそろ帰らなくては」アルテイシア


「そうですワン」わん子


お土産のお菓子と レグルスに頼まれた果実酒の土産などを


沢山抱えてアルテシア姫とフードを被ったわんこがやって来た


「はじめまして そちらがリア君にナジュナジュ君ね

それに魔法使いのアリステアさん


わたしがアルテイシア 会ったばかりだけど 急ぐから」

ウインクする黒猫耳のアルテイシア


「すいません ワン!」フードを被ったわん子


「そうだな じゃあ これで

また いつか


ま・・本か・・絵でも会ってくれ」ひらひらと手を振るアーシュ


「それじゃあ」エイル


「お気をつけて」四人を見送る リア達・・


「また会えたらいいね 」リア「そうだね」ナジュナジュ


「・・・」沈黙するアリステア 


「うん!」アシャアシャ

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る