第32話 踊りの輪の中には・・
「伝説の姫様は 心配そうに
私の魔法は時々失敗するから・・と心配そうじゃったが
上手くいった」竜は言う
「まあ 治ってよかったですね」ナジュナジュ
「・・本当です」力なく笑うリア
「うんうん」とよくわからないけど 納得するアシャアシャ
「・・ちょっと・・伝説のお姫さまにも 水の女王アルテイア姫にも会いたかったな」
ぽそっとつぶやくリア
頭をかかえたままのアリステア先生・・
「・・竜の虫歯も治った事だし 皆で祭りを楽しむか・・」
やれやれという表情のアリステア
「ドーナッツの輪くぐり まだやっておるかの?」
「やってましたよ」リア
「じゃあ ワシは 行ってくるぞ 有難うな みんな」ふわりと翼を広げて 飛び立つ竜
「僕らも行きましょう アリステア先生 ナジュナジュ アシャアシャ」笑ってリア
無料で配られてるお菓子をほおばり ココアを飲み
今度は踊りの輪に加わる
「あはは 上手だよリア」 「ナジュナジュもね」「きゃきゃ」アシャアシャ
「・・楽しそうだな・・」ドーナッツを食べつつ いつの間にか 踊りの輪に加わてる
伝説の王様こと アーシュラン
「!!」「・・か、帰ったじゃないんですか!」
「また会ったな・・リア」
「エイルの正体もバレた事だし せっかくなら 皆で祭りを楽しんで帰る事にした
変身の魔法玉の力を借りてな」
耳だけはしっかり 黒の猫の耳になっているアーシュ
どこで調達したのか 服装も変わって この街の人達と変わらない
「アーシュ この子達 知り合い?」
アーシュが一緒に踊ってる相手
嬉しそうに笑う
白ねこ耳のオッドアイの瞳に金のウエーブのかかった長い髪の可愛らしい美少女
「伝説のエルトニア様?」リア
「伝説って?」微笑を浮かべ首をかしげるエイル
「後で 詳しく話す・・お仕置きもな」ちらんとエイルを見るアーシュ
「え、うそ」冷や汗をかくエイル
「伝説といえば
そこにいるのが 水の女王アルテイシア」と左手で指をさす
そこには
長い黒髪黒耳の美少女いや美人 アルテイア姫と フードを被った子が
嬉しそうに お菓子をぱくぱくと食べている
「フードの方はわん子 魔法使いの弟子だ 知ってるか?」アーシュ
「はい、魔法使いと弟子のわん子さんの方も伝わってますよ
あまり知られてはませんが」
「わん子の方は何故か魔法がきかなかった だからフードを被っている」
「あの一説なんですけど 魔法使いのジェンという方に
魔法か魔法薬で 子供の姿になったって」
「よく伝わってるな・・
魔法薬で 子供の姿に変え ついでに俺の記憶も吹っ飛ばした」
「え 記憶もですか 」リア
「あ、そこは伝わってないのか」上手に踊りながら 話すアーシュ
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