第11話 お花畑と巨大蜘蛛

止っていた 光る魔法玉がまた動き出す 追いかけて走りだす三人


たどり着いたのは 巨大なお花の花畑・・ 


そこで 光っていた魔法玉は小さくなり

笛の形に戻って 落ちてきた それを受け止めるリア


「はい返すね 有難うナジュナジュ」


「有難うリア ここにアリステア先生いるの」


「そうみたいだね」


そこに 一人の蝶の羽のついた少女(妖精)が三人の元に飛んできた


「その子供達 魔法使いでしょ! 光る魔法玉をみたわ」


「ええ そうですが?」


「お願い 私達の仲間を助けて! 

巨大クモに 仲間が捕まって このままじゃ 食べられちゃう!


「えええっ!」 「どうするのリア?」 

「助けるでしっゆ!」宣言するアシャアシャ


「そうだね ます先にその子達を助けよう」


案内されて 走り たどり着く 


そこにあったのは 巨大なクモの糸の巣

網に 羽のついた少女(妖精)が二人 捕まり 気を失っている


「どうするリア」 「そうだね まず・・浮遊の魔法を使うよ」


リアが呪文を唱える


「風よ 僕の身体を浮かせて 白のリアン 力を貸して・・」


ふありと浮き上がり 空の中で ういたまま 駆け寄る

「大丈夫か?」 靴がちょおと触れて クモの糸の粘膜に絡まれる


「・・風 小さなかまいたち!」 シュッツと靴の絡んだ糸を斬る


「あ・・」目を覚ます蝶の人 妖精


「今助けるね 風の刃!」


妖精の身体を傷つけぬように 外側を丸くクモの糸を斬る


ポテンと地面に落ちそうな所 リアが呪文を唱える


「風 彼女を浮かせて!」地面ギリギリの所で浮かぶ妖精


「水!彼女の身体から 糸を取り去り 洗い流せ」


一瞬だけ 水の大きな玉に包まれ 糸を取り除く


続けて リアの呪文!


「風 優しくふいて 彼女の身体を乾かすんだ!」リア


風の力ですぐに乾かされる


「あ・・ありがとう 魔法使いさん」


「どういたしまして・・次は こっちの彼女」


もう一人の妖精に浮いたまま駆け寄り

呪文を唱えようとした瞬間


巨大クモが 現れた!


「くそう! あと一歩だったのに」悔しがるリア


リアは手を上げて呪文


「炎! クモを襲え!」炎の丸い玉が現れて クモに襲い掛かる


サッと動きは早く飛び移り 炎の玉を避ける 炎の玉は勢いをなくして たちまち消え去る


「ここは アーシュランの名前を入れて威力が強すぎるか

しかし・・やるか!」

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