チート光線使いの異世界無双、マイナス1からハーレムをつくる ~チート能力を持つオレは何で王子の婚約者になっちまったのよ!!!!!~
E・S・O
完璧な転生と理不尽な展開
聖王国エステリアの王都ベルスギリア。
貴族街に立っている豪奢屋敷の中に、ある少女が鏡で自らの姿を見ている。
鏡に映っていたのは、
「ルーチお嬢様。そんな顔なら、また奥様に叱られてしまいますよ」
「その名を呼ぶな! オレは男だ!!!」
このどう見えても綺麗な御令嬢みたいな人は、オレだ!
オレの名はレイ=ルーチ=シュトラール。14才。四大公爵の一人、バハリス=クライス=シュトラール公爵の長男である。
このどう見えても変な身なりについて、話は長いぞう! それは……
「ルーチちゃん! 早く行かないと、宴会が間に合いませんわ」
「母さん! オレは何度も喋ったぞう! そんな宴会はぜっていに行かないぞう!!!」
しかし、母さんの命令を従うメードたちが、オレを無理矢理に屋敷外に待機する馬車に持ちあげてしまった。
「パ!」と鞭の声とともに、馬車が王宮に駆けてしまった。
まぁ…… 反抗は無理そうだ…… 続けて自己紹介しろう!
この世界において、貴族の赤ちゃんが生まれた時、必ず魔法素質を受ける。
公爵長男のオレは何と、一番弱い光魔法しかなかった!
それは絶対に間違いだった! 転生した時、あの女神様とはっきり確認した! 光線を自由自在でコントロールするという転生得点が付いていた!!
でもな! あの女神様が、そのまま日本語で能力を書いっちまったよ。
よって、オレの魔法素質を見ると、分かるわけねぇだろう! 『光』の文字が光の紋章に似ている理由で、チートのオレが失格と認定されちまった!
あぁ! 言い忘れた。オレは前世の記憶を持つ転生者であった。前世の名前は
オレの趣味は光線であった。光線のすべてが全部大好きだった。もちろん、部活も『光線活用研究同好会』という三人の部員しかなかった同好会であった。
ある日、部活が終わった。帰宅の時に交通事故に巻き込まれてしまったので、死んじまった。
ちなみに、オレのせいじゃないぞう! まず、オレが信号を守っていたぞう! あのトラックは絶対に疲労運転だったぞう! そして、そのトラックをちゃんとよけだったが。隣に走って来る救急車でぶつかって、死んじまった……
後は天国で女神様に会って、転生の説明が知らせられた。まぁ、女神様は美人だし、態度もバッチリだから。オレは何の不満も無いよ。さらに、転生特典として、自分が能力を決められるぜ!
なら、絶対にチートになり、異世界でハーレムを作り、無双したりよね! これでも満足できるなんて、異世界転生最高!!
後のことは先に言った通り、日本語のままに能力を書いちまった。
この世界では、魔法が存在している。そして、普通のRPGにより、属性がより多かったである。火、水、土、風、雷、氷、無という七つの基本属性と光、闇、鏡、音という四つの上位属性があった。
前者がごく普通で、平民でも使える属性である。後者は貴族しか使えない超レア属性だ。
残念ですが、オレの魔法素質が貴族の中に一番弱い光属性と誤判されちまった。
四大公爵家の一つ、シュトラール家の次期当主が弱い素質を持つことが知られたら、公爵家の顔面がつぶれるという恐れがあるため、オレのことが家族以外にほとんど知らなかった。
二年後、弟のラッルス=ベルスーズ=シュトラールが誕生した。彼は生まれから、一番強い音属性の素質も持つため。自然に次期当主として育てていた。
ここまでなら、めでたしめでたし。が! この国で、貴族の世襲は長男でなければならない!!
つまりだな!! オレの存在を抹殺しなければ、ラッルスが爵位を継承できない!! 優しい母さんと提案で、オレが長男から長女に変わって、御令嬢の教育を受けってしまった。名前もルーチ=レイ=シュトラールに変更しまった。
あぁ…… オレのカッコイイ名前が…… 女っぽい名前になっちまった!
そして、母さんの育て方が特別かな? 男のオレが、だんだんと綺麗な女性へ成長になっちまったよ! オレのハーレム生活はだんだんと遠くなっちまた!!
まぁ、あっと三年、弟のラッルスが15才を満たして、次期当主として国王に認めれば、オレは男に戻るぞう!! その前に、もうちょっと我慢、我慢!!
でもよ、本当に順調に行けるか? 母さんはそう言うなら、信じるしかない。
馬車の窓から外に眺めて、既に貴族街から離れていた。お城を回っている綺麗な川が視線に入った。
「母さん、今日の宴会は、何のため?」
「あら、ルーチちゃん、わたくしは言いませんでしたの? 今日の宴会で、セシル王太子の婚約者を選出するためですよ」
アレ! オレの幻聴かな? 母さんがさっき何を喋ったのか?
「あの、母さん? さっき何をおっしゃるの?」
「婚約者ですわよ!」
「なにいいいいいい!!!」
「母さん! オレは男だよ!!! 万が一、セシル様に選ばれたらどうするのよ!! 王族を騙すことは大罪だ! 公爵家の没落だ!!!」
「あら~ ルーチちゃんが自信満々ですよね!」
もうダメだ…… この人…… こんな時まだ何も怖くないで笑い何て、ある意味で母さんは本当にすごいよね。
そして、こんなことで何故父さんが阻止しないか!
あぁ…… ダメだ。父さんが既に驚いてものが言えなくなってしまった。
もうダメだ。無理矢理な母さん、何も考えず母さんに従う父さん。オレの人生は、自分に頼るしかない!!
隣の馬車がだんだんと多くなった。
そうだよね、今日の宴会は全国の御令嬢たちにとって、未来の王太子妃、イヤ、王妃になるチャンスだ。
馬車がお城に入って、外苑の前に停まった。
不本意であるが、今は行くしかない。王族に不敬なら同様な大罪だ。
そう、家族の没落を回避するため、やりたくないもやらなきゃ!
この時点から、オレはレイ=ルーチ=シュトラールではない。私はルーチ=ルイ=シュトラールですよ!
宴会場の入り口に、既にたくさんの貴族が集まっている。でも、オレたちのことを見て、すぐ両側に下がって、通り道を譲っている。
まぁ、公爵家の地位を考えると、これは当たり前のことだ。そして、うちの母さんは王妃様の妹だよ!
ていうか、日本の言い方、セシル王子はオレのいとこだよね。三代以内で、結婚できないはずだった。だから、オレは絶対に無理よ!! イヤ! 根本的にダメだ!!
入り口の休憩室に、すでに他の高位貴族が待っている。
簡単かつ礼儀正しい挨拶をした後。両親が他の貴族たちと歓談している。
急に後ろから誰がオレの腕をしがみついている。澄んでいる少女の声が聞こえた。
「ごきげんよう~ ルーチ様~」
彼女は幼なじみのセーラ=タルディ=ヴェーチェル侯爵令嬢である。
「ごきげんよう~ セーラ様~ 今日のドレスとてもお似合いですね」
彼女はルービを飾っている夕日のように美しいオレンジ色のドレスを纏い、ルービのようなツルツル長い髪にとても似合いている。
「セーラ様! あんたはまたわたくしのルーチ様を付きまといましたよね!」
今回の子も幼なじみのアウローラ=ザリアー=ヘオース伯爵令嬢である。彼女の頬が可愛いリスのように膨らんで、も一本の腕をしがみついている。
今日のアウローラが素敵な水色のドレスを纏いている。サファイアみたいな長い髪に花形の髪飾りを付いている。エメラルドのような瞳でオレを凝視している。
「ウフフ~ アウローラ様~ あなたの姿もとても美しいですね」
後は、彼女たちがオレを奪うための口喧嘩時間である。
実に、オレたち三人が仲良くの幼なじみである。そして、二人は全部オレの好みタープだ! 三年後、男に戻る時、二人は全部オレの嫁になるつもりだった。
そのため、彼女たちに近寄っていた悪い虫が全部追い出されたよ。
今の状況から見ると、二人が全部オレに惚れているそうだ。三年後のハーレム生活、楽しみだな!
正直言うと、オレは好みなら誰でもよいチャラ男ではなかった。しかし、いつも可愛いかったアウローラ、ずっとオレの気持ちを分かるセーラ。誰でも捨てられないよ! この世界は一夫多嫁制本当に助かったよ! でも、オレにとって、お嫁さんは彼女二人だけだ!
「皆様、お待たせいたしました。宴会場へどうぞ」
やっと始まったか? 今日のやるべきことはただ一つだけ、絶対に目立たないことだ!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます