男友だち

アキ

第1話LINE

朝起きると、なんとも耐え難い倦怠感と頭痛に襲われた。今日はバレー部の練習試合なのに。

体温計で測ると39℃もあった。これは流石に参加は無理と判断した私は、母親に言って学校を休む事にした。

その日はずっとベッドの上で唸っていた。たまにクラスメイトや気の合うグループ友達からLINEが届く事が度々会ったが、私が気になっていたのは、男子でも割と仲良くしてる真也から1度もLINEが来ない事だ。いつもなら登校前に1回はあっちから通知が来るのに。そういえば、今日は親戚の法事とか言ってたっけ。それで忙しくて連絡出来ないのかも。

そう気持ちは思ってても、なんだか心の中で燻ってる。私はグループの中でも仲良しな絢香にLINEを送った。

「あのさ、真也って今日どうしてる?学校来てる?😀」

そうメールを打つと私は少し気が楽になったのか、そのまま夕方まで眠りこけてしまった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る