吸血鬼

 奴隷の間での話。


 

 こんな人がいるの。


 奴隷わたしたちを路地裏に連れて行って血を吸うの、そして・・・・をするの。

 だけど、その人種はね、滅びかけてるの。

 なぜって?

 じゃあ、きみが吸われてきたら?

 ふふっ。面白いね。きみの顔。


 けど、これだけは言える


 わたし達はそれに怯えている。

 けどね、いつか助けてくれる人が、必ず、いるはず。



 



[裏商売にて]



 「買いますわ!」

 その言葉がわたしを変えた。

 わたしは乱暴に商人の男に買い手のまえに突き出される。

 買い手は、14歳から17歳であろう女性。わたしが個人的に好きな水色の髪に、そのオーラからただ者ではないような美しいとゆうか、かわいらしく感じられた。

 わたしがぼーっとしてると、その子はかわいらしく、そして、焦っているような声で

「わたくしはリル。ついて来て。」



 この時


 わたしは、しらなかったの。


 こいつ


 人じゃない


  

 


 
















 









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