部員5人のバドミントン部〜部活も青春も充実させます〜
SAYUTO
プロローグ
バドミントン歴7年、何もかも捨てて打ち込んできて、そして迎えた最後の大会で市大会優勝を果たし、県も優勝確実だった。
そう思って浮かれていたところバナナの皮を踏んで捻挫、大会までに回復が間に合わず棄権。
それ以来バナナは食べていない。
思えば俺の人生はこの不運のせいではちゃめちゃだった。
小学生の時は大会前は決まって風邪をひいていたし、当然インフルだって毎年かかっている。
そのおかげで今では鼻に棒を突っ込まれても微動だにしなくなった。
ちなみにおみくじは毎年大凶で出会いは来世に期待しろと毎年書かれている。
それだけでもムカつくのにおみくじ通りの人生になっているのがなおさらムカつく。
そういったイライラをバドミントンで発散しているからこそここまで強くなれて、続けられたのかもしれない。
まぁそんなこんなで結局いい結果を出せなかった俺が次こそはと選んだのがここ"海浜高校"だ。
この高校は今まで無名だったのにもかかわらず、あるコーチの就任によって日本一になったすごい高校だ。
正直最近は全く話を聞かないが学力的にここが限か……最適だったので選んだ。
ここで新たなる生活を、欲を言うなら今までバドミントンに打ち込みすぎて彼女どころか女子ともあんまり話したことがなかった分可愛い彼女を隣に生活したい。
いやしてみせる!
読んでいただきありがとうございました。
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