VSヴァンパイア
61層で最初に遭遇したモンスターはデーモン系だった。
黒い肌に角を生やし、赤い目をしている。パーティーが気づくと同時にデーモンも気づいたようだ。デーモンは知性が高く、逃げられると仲間を呼ばれてやっかいだ。
クウガがデーモン目がけて走る。
デーモンは一瞬逃げるが迷ったようだが、その間にクウガは距離を詰め、長刀で一刀両断にする。デーモンは体を真っ二つにされ息絶えた。
その後、レアな薬草を二箇所で採った後、一時休憩として簡単な食事をした。そのまま、レア鉱石を採掘に行く予定だったが、炎魔法がないと倒しづらいモンスターがおり、鉱石は諦めた。
パーティーは61層のほぼ中央の廊下を北へ進んでいた。通路を進んで行くうちに、スーツを着た男性と出会った。
「ようこそ、お嬢様方」ヴァンパイアだった。
「ユッカ、目を見るな」エルが鋭く言うが遅かった。
ユッカはヴァンパイアによって催眠状態にかけられてしまっていた。双剣をアルナの方へ向けて振りかざす。
そのユッカの双剣をクウガが長刀で叩き落す。
それでも、なおユッカが素手で飛び掛かってくるので、ユッカの腹に思いっきりパンチを当てた。
ユッカはようやく気を失い、床に寝そべった。
ヴァンパイアに対しては、エルが向かった。互いに素早い動きで敵の攻撃を避ける。
ヴァンパイアの武器はステッキだが、まともに食らえば、骨が砕けそうな威力である。
何回か剣を交えた後、エルは大きく上段に振りかぶる。
ヴァンパイアはその隙を見逃さず、エルの脇腹にステッキを叩きこむ、が、エルの体はユ・コートで物理耐性がありダメージはほとんどない。
ヴァンパイアが理解しかねているところをエルが袈裟斬りにして心臓も長剣で貫いた。ヴァンパイアの体が煙となって消える。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます