6章 彼といる日々

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彼のことを6章で書いていきます

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当時、今の車みたいに燃費はあまり良くなかった

ほとんど毎日のように会って、ホテルなんて行くお金なかったから車の中でして車の中で寝泊まりして

家に帰ればいいのに、車の中で寝る生活がほとんどだった

だから車の中にはつねに布団が入れてあった


ガソリンは早くなくなり、自分でいれる時もあったけど彼のお父さんのツケで入れてもらうこともあった



車の中に小銭入れがついていて、灰皿入れだったのかな?

私は小銭入れに使っていた

その中に小銭が入っていて、彼はよくそこから小さな物を購入していた

ほとんどがマックのポテトだったけど

彼がお金を出すのを見たことがなかった


今思えば、彼はお財布を持っていたのだろうか?

凄く疑問



携帯は彼プリペード携帯で

ブラックリストにのっていたため、携帯を買うことが出来なくてプリペード携帯を使っていた

だから電話する時は私から


そして、必ず何かをする前はメールをと言われていた

メールの返事がくるわけでもないのに、ひたすらメールを送る


朝起きたら 「起きた」

ご飯を食べる時は 「ご飯」

寝る前は 「おやすみ」


こんな短い文じゃなかったけど必ずしなければならなかった

しないと何処かで怪しいことしてるかもしれないと思われていたようだ



そして、彼は刑務所に入っていたことも後から判明した

おやじ狩りしたことも、女の人を何回も妊娠させて降ろさせたことも、女の人に暴力を振るったことも

昔、少し俳優みたいなのをやっていて映画に少しでたことも

ホストをしていたことも


この数々の最低な話を彼は自慢げのように話した



今となっては嘘だらけの彼のどれを信じたらいいんだろうって思うけど、この時の私は全てを信じていた


最低な彼を好きな私がいた

最低なことをしている彼のことをかっこいいと思ってしまっている自分がいた

彼から離れられない私がいた

彼に捨てられるのが怖かった

彼を怒らせるのも怖かった


そして、彼の束縛も彼の愛だと思うようになってた



彼はパチンコが好きで、タバコも吸っていて

私はタバコ代は出したことがなかったため、どこからタバコ代を出しているのか分からなかった

気にしてなかったのかもしれない


パチンコ代ですら知らない


ただ、1度だけ知ったことがある

おじいちゃんのお金を盗んだということ・・・・

おじいちゃんの金庫があって、そこからお金を盗むって行為を何回もしていること


彼の家からパチンコ屋は近かったため、歩いてでも行ける距離だった


だから私と会ってない時、彼はほとんどパチンコ屋にいた




毎日、何をするかの報告メール

電話して、会って、Hをして

車の中で寝泊まりをして


まだパチンコ屋に連れてかれなかったこと、パチンコ代を頂戴と言われなかったこと

その2つに関して、この時はなかった



そんな彼との日々





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