第9話 帰宅
帰りの飛行機、アンジェリーナさんも日本に一緒にやってきた。そして我が家にアンジェリーナさんはきた。なんでも日本に仕事があり、たまたま一緒の飛行機だったらしい。
「その話嘘よ。日本に用事があってもそんなその日にあった人と同じ飛行機になるわけないじゃない。どんな偶然よ。」
いや、そうですよね。話出来すぎてますよね。
「今いるさくらの部屋に転移ポイントを設置するために来たのよ。」
なるほど。
「あとは日本の入国審査をどうするかよね。入国してそのまま転移して帰って不法滞在扱いになるのも困るわ。浮遊都市は良くも悪くもそこら辺緩くて、しっかり税金を納めて、住人であれば少々入国審査通らなくても何もないわ。ルールの上でもね。」
だから俺も妹も浮遊都市のギルド加入住民登録したのか。ギルドはギルドメンバーが希望する場合のギルド住民税を払わなくてはならない。ギルドメンバーと一緒に転移すること前提の事だったのか。
「もう、いっそのこと日本の大学に留学しようかしら。それとも高校生?」
「サムさんなら年には高校生なれるけど、アンジェリーナさんは無理だと思う。」
暗に無理があると言いたい俺
「あら、なんでサムはよくて、私はダメなの?サムも18歳よ。成人してないのに両親が一人で海外旅行行くのを許すはずがないじゃない。」
「「ええええー」」
アンジェリーナさんの真実。
「姉弟って、双子だったの?」
妹の確認に、「そうよ。」と答えるお姉さま。
人は見た目ではわからない。
「それに18歳と言っても私の誕生日は4月7日だから、年齢的にも日本ではまだ高校生よ。」
もう一度言おう、人は見た目ではわからない。
「高校に行かなくてもいいの?アンジェリーナさん。」
心配になる妹。けど心配になるところが少しずれてる
「イタリアでは18の誕生日には高校卒業するのよ。私はずっとアメリカに留学していたから、大学も卒業してるわよ。博士号をとったのは最近だけど。」
だから老けて年寄りに見えるんだよ。
とは言わない。言ったら殺される。
俺が何を言いたいのか察するアンジェリーナ。
「あんなに短時間で空港が機能してる理由。1日で完成した最果て鍛治ギルド。1日かからず整えられた最果てパーティギルドハウス。不思議と思わない。そして私が妙に浮遊都市のルールに詳しいのか。」
一息入れる。アンジェリーナ。
「それは私がアメリカ陸軍と一緒に最初に上陸し、研究したからよ。最果て鍛治ギルドはギルマスが友人だったから協力したけど、他のギルドはきっといま工事の真っ最中で普通に作ってる。この研究と実績で私はアメリカで新設された非科学理論博士の第一号の博士認定を取ったのよ。『これは部外秘』」
「私の論文はアメリカでも限られた人しか読めない。そして私はすべての研究を論文にしていない。この論文にしていないところが再現性の上で重要なんだけど、本来必要もない条件を加えるとそれが再現性できてしまうわけ。」
なんかまた難しいこと言い始めたぞ。
「簡単に言うと
X+Y+Z=Aという式があったとする。本来ならZとYもしっかりとした理論があり、指定する必要がないところを。
X+1+2=A この式は一定の条件の時成り立つ。というふうに指定したのよ。」
少しだけわかりやすくなった気がする。
妹はポカンだ。方程式や二次関数もきっと頭の中から飛んでいる。
「じつはYとZの部分の理論説明するのが面倒で、Xの部分の理論だけで十分博士号通りそうだったから、適当に条件書いただけなんだけどね。」
うわー、なんというか。
「しかも、Yの理論は私がたまたま例のルールを変えてしまった事件で見つけたものだから、きっと二度と見つからない。Z理論はY理論がないと、見つかるまで程遠い年月がかかると思う。仮説立てて、それ以外の仮説を一つ一つ潰していく作業をしていたら100年はかかりそう。それでもY理論は私のせいで仮説を抜け出さないだろうな。」
妹は時間が止まったように動かない。
「そんなことより、これからどうするかだけど。」
アンジェリーナは再び解決策を考える。“それはそんなこと”で片付けるレベルの話ではないと思う。
「アンジェリーナさんはいま18歳。アメリカの大学を卒業し、博士号持ち。だけど日本では高校3年生の年齢。であってるよな。」
俺の確認にアンジェリーナは「そうよ。」と肯定する。
「なら答えは簡単。そのまま日本の高校生になればいい。日本語も片言なら話せるんだろ?この家2階の部屋一つ余ってるからきっと父さんと母さんにゴリ押しで言えばホームステイさせてくれると思う。」
「お兄ちゃん、ナイスアイディア。」
と妹が言うが、アンジェリーナは悩む。
スマホで何にかを検索し、何か考えている。
「調べてみたら、留学ビザの条件に入っていたわ。でも、それってあなた両親に迷惑かかるし、私も両親に相談しないといけないわ。」
「ちょうどいいからお兄ちゃんも一緒に入ったら?元宮高校。」
アンジェリーナ久々の頭のうえ「?」顔
ちょっと待て、妹。いまその発言は。何をする気だ。
スマホで電話をかける妹
「もしもしお母さん、アンジェリーナさんが留学したいと言ってるんだけど、一人で不安らしい。そこでお兄ちゃんと元宮高校に行こうってなってるんだけど、お母さんどう思う?....うん。アンジェリーナさん18歳だよ。高校3年生。....うん。わかった。ホームステイ先だけど。...本当?。じゃ、お父さんによろしく。」
電話を切る妹。
「誰が一人で不安と言った。」とアンジェリーナ。
「誰が転校するって言った。」と俺。
「どう言う内容なんてどうでもいいんだよ。これでアンジェリーナさんはこの家ホームステイできるよ。ついでにお兄ちゃんは毎日昼に起きる堕落生活から卒業できて一石三鳥だね。」
妹の言うことに俺もアンジェリーナも何も言えない。
「ところでチャンはどうして元宮高校に行ってないの。」
きました。同然の疑問。
「それはね。お父さんの転勤のせいで高校の入試を受けれなくてそのまま入試に落ちたからだよ。だからお兄ちゃんは高校には行かずにずっと通信制高校。お父さんはお兄ちゃんには言わないけど、後悔していたみたいで、アンジェリーナさんもいるし、張り切ると思うよ。」
暴露妹
「毎日授業も適当にして、ぐーたらしてるからお母さんも大賛成だってさ。アンジェリーナさんにお礼を言っておいてねって。」
少し恥ずかしい
「それはさぞかし充実した日々を過ごすことができたことだろうね。チャン。」
俺は小さくなった。
「アンジェリーナさん、お父さんとお母さんが詳しい話を聞きたいって言ってたから、これから対策するよ。一番ラッキーな点はお父さん達とアンジェリーナさんの両親とは話ができないことだね。お父さんイタリア語話せないから。アンジェリーナさんところも日本語話せないよね。」
「ええ。」
肯定するが少し引き気味アンジェリーナ。
「大学卒業してるのに高校へ行くのはおかしいから、高校に通っていたことにしよう。それで浮遊都市にいたのはサムさんの付き合いで来たことにする。浮遊都市に先に到着して下調べで一泊したことにすれば、詳しかったのも納得。」
おお、妹が頭いい。
だがここで妹は黙る。
アンジェリーナさんも何があるのか、ちょっとワクワクする顔になってるぞ。
「お兄ちゃん、こっからどうやって日本に繋げよう。」
アンジェリーナと俺の肩の力が抜ける。
ちょっと安心したよ妹。
「アンジェリーナさん、母国のイタリアってダンジョンないよね。」
うなずくアンジェリーナ。
「ダンジョンに行きたいけど地元の国にはない。大阪ダンジョンはニューヨークダンジョンや、北京ダンジョンに並ぶ大ダンジョン。」
「それ本当?」と妹。「そんなの知らん。そもそも全部クリアされてないのに規模が分かるわけがない。」と俺は質問に答える。「ダンジョンの入り口の数から予測して、その説は大いにあり得るわ。」とアンジェリーナ。
え、本当なの?
「だからダンジョン探索も兼ねて日本に行こうと思っていた。たまたま浮遊都市で仲良くなった日本人が行こうとしていた大阪ダンジョンの近所の住人。しかも妹と....俺とも話があう。」
「その間はなによ。」
アンジェリーナは見逃さない。
「あとは不服だけど、妹の電話の内容につなげれば一応話の筋は通るよ。」
「偶然すぎるわね。たまたま仲良くなった日本人が、私の行きたかった大阪ダンジョンの近所の住人ね。私宝くじでも当たりそうなくらいラッキーな人間じゃない。」
アンジェリーナは文句言いつつも笑っていた。
「あとは私の両親ね。こっちは浮遊都市とダンジョンの関係について調べたいけど、調査のための長期滞在ビザ申請してもなかなか調査できないから、友人の両親に頼んで日本の高校に行きながら調査することになった。
本当の目的は合法的な転移スキルの使用とギルド活動なのにずいぶん大袈裟ね。」
アンジェリーナの話に3人で笑った。
俺の笑のツボが段々外国人よりになってる気がする。
なお、アンジェリーナと俺の転校は書類提出などの手続きがあるものの、1週間後に決まった。
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いつも通り、昼に起きるおれ。
リビングに降りるとアンジェリーナがコーヒーを飲見ながら、テレビを見ていた。昨日夜遅くなったので妹に部屋で一晩泊まったのだ。
「昼に起きるって本当だったのね。寝癖すごいわよ。」
「アンジェリーナはすごく若返ったよ。なんか顔のマッサージでもして寝たの?」
お互いに1分くらい沈黙した後、アンジェリーナが吹き出し、それに釣られて俺も笑った。
「日本の化粧品すごいわね。私ずっと大学が忙しくてスキンケアなんて、真面目に初めてしたわ。」
嬉しそうに話すアンジェリーナ。
「俺は一生体感することないけどな。」
「今晩チャンも試してみる?」
「今日も泊まる気かよ。」
「いいわね。あなたの両親にはホテル代がもったいないから、ここにいてもいいと言われたのよ。」
マジか。
「私のこと、初めて呼び捨てで呼んでくれたわね。嬉しいわ。ホームステイ先になるのだから親しくして欲しいし。」
お、なんか性格か変わった?
「その方が気軽にチャンをパシれるわ。」
うん、アンジェリーナだ。
「あなたの両親から伝言よ。「アンジェリーナさんのために物置の掃除してね。」だって。大変ね、チャン。」
「転移スキルで運べは簡単に片付くと思うんだけど。荷物の移動先は屋根裏しかないからな。」
ハァとため息を吐くアンジェリーナ。
「私の部屋のために昼ごはんを食べてからやりましょう。」
そう言ってキッチンに立った。
「アンジェリーナが昼ごはん作るのか。」
「ホームステイでお世話になるのに、料理くらいしないと。チャンが相手なら失敗しても気にならないし、練習するチャンスかなって。日本人の好みってわからないもの。」
どうやら俺は実験台にするようだ。
そう言って冷蔵庫を開けるアンジェリーナ。
何を作ろうか迷っているらしい。
引き出しや、コンロの下など、調味料を確認し、わからないものは少し味見をする。
ワサビのチューブを味見しようとしたときは流石に止めた。
「なんで止めるのよ。これが何かわからないじゃない。」
「それはワサビだ。書いてるだろう。」
「これでワサビって読むのね。この漢字難しくて読めなかったわ。噂でとっても涙が出る味らしいけど、気になるから少しだけ味見するわ。」
そう言ってひとかけらワサビを舐めて口をゆすぐアンジェリーナ。
「スパイシーな調味料ね。これ、スパゲティーでアレンジしたら使えそう。」
そう言って再び調味料漁りを再開。一通り見たところで材料を出して料理を始めた。
「そういえば税関で止められた小銃はどうなったのよ。」
ああ、あれか。
俺はポーション小銃をケースに入れて帰国した。火薬や弾丸がないのでAMAの飛行機では精巧なモデルガンというと預けることができたが、入国審査の時は、きっちり聞かれた。
俺は妹が持っていたポーションを装填し、一緒にその場にいた妹を撃った。
妹は大変ご立腹だったが、弾丸を発射する機能がないこと。弾丸を込めてもそれを発射する機能がないこと。ポーションを撃った妹が怒ってはいるが無傷であることから、銃ではないとされ、弾もポーションなのでただのおもちゃとして国内に持ち込むことができたのだ。
「小銃はおもちゃらしい。」
俺は超簡素にアンジェリーナに言う。
「おもちゃって、そんなごまかしが聞いたの?日本の税関もゆるいわね。刀の方はどうなったの?」
「その場で使用者登録すれば持ち込めると言われたから、使用者登録をした。」
俺はだらだらとテレビを見ながら答える。
「そういえば、私も使用者登録させられたわね。日本の銃刀法って刃物を使うことに対して厳しいと聞いたけど、変わったのね。やっぱりパリ・ロンドンダンジョン事件が関係するのかしら。」
知らない事件が出てきたぞ。
「ダンジョン出現初日、パリダンジョンは見つかってすぐ全ての入り口を封鎖して、モンスターがダンジョンから溢れそうになったのよ。その時は警察の民間人が協力して対処したわ。ロンドンダンジョンでも入り口を全て封鎖したけれど、パリダンジョンの事件があったか、軍が定期的にロケットランチャーを撃ってたけど、銃火器が効かないモンスターが入り口付近まで溢れてしまって、切断系のスキルの女性が軍の引き留めを無視してダンジョンに入り、モンスターがダンジョンから出てくるのを防いだのよ。この事件でダンジョンは軍などで対処するよりも民間人のスキルを頼る方がいいとなったのよ。東京ダンジョンは入り口の数が多くて、そもそも入り口全て封鎖できなかったらしいけど。そしてダンジョンからポーションが見つかって、ダンジョン資源が注目され、と今にいたるわけ。アナザーワールド委員会も民間人のダンジョン攻略を支持しているわ。みんな勝手に攻略するからダンジョンの外にモンスターは出てこないもの。」
「それであれほど早く改正銃刀法ができたのか。」
テレビでは話題の芸能人俳優グッチーがオカマ声で映画で使われる予定の氷の霧の演出について実演しながら「お姉さん、私あなたを凍らせたいわぁ。」と言いながら大物女優に近づき「キャー」と逃げられたり、「私、そう言う私の氷を溶かす熱意も好きだわぁ」と言いながら男性俳優に近づき、ツッコミで頭を叩かれたりしていた。
女優か俳優かと言う質問には「私は俳優です。女性も男性もどちらの性別でも俳優です。女優は俳優のかなでも女性の俳優をさす言葉なのですよ。」と無駄な知識を披露して性別は誤魔化す。
なかなかいいキャラしていて面白いなと俺は思った。
台所からいい匂いがしてきてアンジェリーナが俺の前に料理をおく。
「ポルペットーネよ。一般的なイタリア料理よ。味見してみて。」
大きなハンバーグを作ってそれを切ってステーキにしたような感じの料理。
「赤いのはトマトソースよ。」
日本料理のように出汁が効いた料理ではないがおいしい。トマトが食べ物ではなく調味料のように使われているのがイタリアはトマトの国と言われる由縁なのだろうか。
そう思わずにはいられない。
「トマトが食材として使われてないのが新鮮。なんかお店で食べてるみたい。」
「トマトは食材よ。何寝言言ってるのよ。後でもう一度顔を洗ってきたら?」
毒舌は止まらないアンジェリーナだった。
昼ごはん食べ終わると「私ご飯作ったから片付けるのはチャン。」と言ってテレビを見始める。俺と違い真面目な顔でテレビを見るアンジェリーナ。でも見ているのはバラエティだ。
いつもは母が作り置きしてくれるので作る手間がかからない。そして食器を洗うのは1人分。今日は2人分。
手間が増えた分、ちょっと損した気分になった。
2階の倉庫。元々は父の書斎兼客室。ベットも机もある。本棚には大量の文学小説と漫画、小さなゴルフ練習セット。そして季節ものの道具のクリスマスツリーや、こたつセットなどだ。
俺が荷物を束ねて、アンジェリーナが天井裏に転移で持っていく。1時間もかからず荷物が片付く。
「漫画と本は読みたいから置いといていいわ。」
「俺の漫画も入ってるんだけど。」
「この机埃っぽいけど、掃除したらレポートようにぴったりね。」
おい、人の話聞けよ。最近俺の扱い酷くないか。
「この部屋、小さいけれど水場があるのね。筆も多いし。あと冷蔵庫も置けそうね。」
「この部屋は元々父さんと母さんの趣味の部屋だからな。母さんは昔は絵を描いていたらしいから、筆を洗うための水場。あと換気扇も大きいし、天窓がある。
天窓のために屋根裏がないから、この部屋だけ天井が高いから、妹が竹刀をたまに振りに来ている。」
ドアの横には竹刀が2本、刀が1本書棚に立てかけている。
「欠点は冷暖房がないこと、あと部屋が狭い。」
「部屋があってベットがあるだけでも十分なのに、水場に天窓。机に本があるなんて豪華なくらいだわ。ちょっと日本の夏を考えたら冷房は欲しいけど。」
いろんなところに埃が残っているがアンジェリーナは嬉しそうだ。
「冷暖房機と冷蔵庫買っておいてもいいかしら。それだけ聞きたいわ。」
きっとアンジェリーナの靴下の裏は埃まみれだろう。
「冷房は注文済みらしい。業者がたまたまキャンセルで予定が空いたらしく、今日の夕方遅めに設置に来るらしい。暖房は床暖房だから必要ない。」
実は昨日、妹が電話した時点で母さんが注文したらしい。一昨年壊れた冷房機を買い替えするいい機会だと注文していたのだ。
昨日はできるビジネスウーマンだったのに、今は本当にただのホームステイを楽しんでいる高校生のようだと思った。
「チャン、頼みがあるの。アイマスクと耳栓がほしいの。それも新しく入るメンバーの人数分。それかポーションを出来るだけたくさん欲しいわ。低級は30本以上、中級は10本以上、できれば高級ポーションと全快ポーションも。」
適当に言って断ろうと持った俺だが、いつもとは違う真面目な顔のアンジェリーナに、なんとなくそれが重要なことなのだろうと思い、俺はアイマスクを買いに行った。
アンジェリーナの机には低級ポーションが50本、中級ポーションが30本、高級ポーションが5本、全快ポーションが2本置かれた。
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