非現実世界の電波少女の成長と終わりまでの記録

要領の悪い

設定1

 地球

 総人口、3億程でどんな大きな街でも最大30万。宇宙連盟により地球自体が自然環境保護区となっている。ただ地球の住人は滅多に空に上がらない為か他の星の住人からの保護を目的としている。つまり地球住人は環境問題を気にしていない。

 人間の集落はコロニーと呼ばれ、大して文明が発達していなかったり退化したりしている。マンハッタンなどのビル街は大体が劣化で窓ガラスが無いが現代と遜色ない暮らしをしている。

 コロニーごとに役所があり、間接的に宇宙連盟が管理する。でも大体は現地の住人の代表が役所長なので好き勝手やってる。国の概念は土地ぐらいしか残っていない。地価などの概念は消滅し、税金や通貨すら無い場所もある。まあ税金を払えるなら月にいるだろう。

 

 遥か昔から魔法使いの存在が確認されている。差別の対象だが現在の地球では魔法自体がデマと信じられていたり知っていても気にしない。


 スペースコロニー

 リング又はシリンダー状の地球軌道の人口衛星。人口は10億。


 月

 第二の地球と言う人もいるらしい。頭がおかしい奴だ。人口は40億以上。地上に大気は無く、地下に暮している。


 火星

 大都市が多く人口は30億。人工的に海や大気を作り出し雨もしっかり降る星。しかし自転が不安定なので南極と北極の氷が溶けたり凍ったりが激しい。


 アステロイドベルト

 小惑星帯。人口は不明だがかなり少ない。調査、資源採掘目的で住んでいる者が殆ど。反宇宙連盟の人々がコロニーを作っているが宇宙連盟は気にしていない。


 木星

 正確には木星の衛星。人口は5億。海は無いがそのうちタイタンに作るらしい。その他は地下水で生活している。大気は無いがそのうち作るだろう。地上にドーム型の都市を建設している。生活用のガスを木星から持ってきている為エネルギー問題は解決し、他の星にも売っている。


各地の都市

 魔女の森

 世界各地に点在する魔法使いのコロニー。日本では地方の都市部がこれに当たる。他の言い方も有り


 廃墟都市

 一度人がいなくなった。又は放棄された建物が立ち並ぶ都市。通称ジャングル。管理人がいれば家賃は必須だが放棄されているのであれば何処でもタダで住める。電気水道は大体が通っている。ガスは無い。多くが元々大都市だった所で道路の整備は一切無く、緑が生茂る土地。役所も既存の建物に収まっている。建物の補修は今後一切予定されていないとされ、地震が多い土地は不人気。


 生命維持施設

 宇宙連盟が管理する発電所、水道局。役所勤務の次に儲かる。電気代水道代は役所が決めるが誰も買わなくなるのでめっちゃ安く設定される。


 地球軌道コロニー郡

 そのままの意。遠心力で重力を作り出し太陽の光を12時間間隔で取り入れている。


 ニューブリテン

 月の都市。最も初めに誕生し、月の中心地。宇宙連盟の本部がある。そのためほぼ全てのコロニーを管理しているとも言える。


 太陽系船団

 通称太陽団。いくつかの宇宙船を拠点にする商業船団。つまりキャラバン。木星のガスやアステロイドベルトの鉱物資源を地球圏にもたらす。対盗賊用に強力な私軍がいる。利益が大きい為、宇宙連盟が支援している。


 宇宙愚連隊

 太陽団を含めた輸送船を狙う盗賊団。ギャングが支援しているが独立した組織。表向きにはデブリ回収と輸送の企業。アステロイドベルトが拠点。魔法使いが多数在籍している。元は宇宙連盟の分派。


 概念

 魔法使い

 この世界の超能力者。出来ることは他の世界の人々と同様。身体的な特徴(耳とか尻尾)が際立つ者もいる。差別対象だが複数の種類にカテゴライズする事で内紛による弱体化が企てられた経緯がある。今は差別の話は忘れられてきている。差別が強かった大戦の前後では多くの魔法使いが宇宙に移民させてもらえなかったと言う。


 獣人

 動物の特徴を持った人間。身体能力が上がってる奴は少数派。見分けがつきやすいので即差別対象となる。今は存在自体が疑問視されている。


 テンシン(天心)

 五人の王を長とする独自の宗教的価値観に溢れた種族又は国。五人の王は大戦前から存在し、それぞれ国と呼称するコミュニティに住んでいる。その為テンシンとは五つの種族の総称で有る。王は火水木金土を象徴し強力な能力を保有している。


 アスタロト

 瞬間移動や宇宙空間での生存など極めて強力な能力を有した者達。その多くは人体実験により生まれた超能力者の子孫。戦争の兵器として生まれ戦後には一大勢力となったが現在は壊滅状態。宇宙各地に散らばっている。


 モンスター

 超能力が操作出来ず暴走。姿も獣の様になった者。理性は無く本能だけで行動する。ただ、理性が残る人も居てそれが獣人と言う説がある。


 戦時兵器

 超能力研究の副産物として登場したエネクス素子を組み込んだ武器。近接武器なら想像した通りの軌道を武器自体が移動する。つまり勝手に動いて攻撃してくれる。攻撃する際に重さを感じさせなかったり衝撃を打ち消して人体に伝わらせない効果もある。遠距離武器は速度が上がると言うことはないが銃弾性能や軌道がある程度操作できる。どれも強力だが戦後の地球に同じ物を作る技術は失われている。

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