男子高校生の夏休み。

サネッティ

第1話 男子高校生問題。

米川県立・旭高学校の2年2組は夏休みを迎えようとしている。

「ねぇ、夏休み何する?」

「夏休みっていってもコロナだったし、休みそんなにないよ?」

夏休みに浮かれた少年少女達が何気なく夏休みの予定をどうするか話している。

「おい、おいって!雄太!聞いてんの?」

「あ、ごめん。聞いてなかった」

「何考えてたんだよ笑まさか朝から賢者タイムか?」

「な訳ねぇだろ」

俺の名前は梶原雄太。元々はテニス部だったんだけど今はバイトばっかで幽霊部員になってる。

「何で抜いたんだ?上原○衣?」

「雄太くんは深田○美派だよ」

「はぁ?雄太ドMだったの?」

「だから朝から抜いてないって。それに深田○美が好きなのは貴洋の方だろ」

「貴洋!お前がドMだったのか」

「ティガ○ックスで抜くよりましだよ!」

今さっきから話しているドMは権藤貴洋。帰宅部で少しぽっちゃりしてるが優しくていじられキャラで皆に愛されてる。

そしてティガ○ックスで抜いているのが田中悠人。

ムードメーカーで典型的なバカ。だけど本当にいい奴で喧嘩したところとか見たことない。

「はーい悠人うるさいぞー」

「ごめんなさい!」

いつもの通り先生に注意される悠人。

「夏休みだからって浮かれるなよー。警察沙汰とか先生1番ごめんだから。ただでさえ暑いのに学校まで来て仕事してんだから、もっと仕事増やすなよー」

いつも通りのHRが終わり、休み時間に入り終業式のために体育館に移動する。

「彼女がいれば夏休みずっとパコパコできるのになーバイト代貯めて韓国に整形しに行くか」

「僕はその前に包茎を治したい!毎日剥きっぱなしだけど全然治らないんだ!」

「お前真性だろ?剥けねぇじゃん」

「剥けてる気持ちが大切なんだよ。最後は気持ちの問題なんだ」

こいつらはセ◯ックスのために動くお猿さんなんだろう。

「雄太は夏休みどうするの?彼女とか作るの?」

「俺はバイトだな。」

「雄太くんも包茎手術のお金?」

「違うよ。普通に金が欲しいんだ」

「なんだよ雄太、彼女に貢ぐのかと思ったらちげぇのかよ」

そうこうしている間に体育館に着いた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る