夏という魔物よ

きのうまでコート着てたのに 今日はもう半袖

きのうまで毛布かぶってたのに 今日はもうタオルケット

季節のうつろいの驚きよ


年々 春と秋は短くなってく

冬はまだいい 魔法のアイテム・コターツがある

げに恐ろしき それは夏

ああ恐ろしき 夏という魔物よ

ボクからモフモフを奪うのか


毛足の長いシーツのモフモフ ピンクのやわらか毛布のモフモフ

コートの首のところについてるアレは何?

そう ファーというモフモフ スリスリすると幸せ気分のモッフモフ


ぜんぶぜんぶ奪われてしまう

夏という魔物よ



公園のすべり台は鉄板の暑さ 油断すると焼け焦げる尻

リア充御用達・バーベキューじゃないのにな

めぐる季節の残酷さよ


突然の豪雨 その名ゲリラ豪雨

ちょっと待って ソレすごく恐ろしい名前じゃない?

げに恐ろしき それは夏

ああ恐ろしき 夏という魔物よ

ゲリラって…ちょっとやめてよって思っちゃう


モフモフを奪われただけじゃない むしろまとわりつく袖がジャマ

すぐにぬくもるシーツが暑い

もういいや すっぽんぽんでいいじゃない

そう葉っぱがあればそれでいい

葉っぱをモフモフにしたら全部解決


理性も全部奪われてしまう

夏という魔物よ


でもね おひさまに当たった日の夕方は お目々がトロンとなってくるんだ

ダルイ体がなんだか心地良い

さあ オフトゥンにダイブ! スヤスヤ眠る夏の夜


ひんやりした風とフカフカのオフトゥン

みる夢はきっと夏のなごり


でも陽にあたったところ ブツブツがでてくる

コレホント困りもの

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る