独立勢力
越後国(吉良家)
天険に拠りて覇権を狙う北の強豪!
<吉良義秋/吉良義弘/吉良義氏/本庄信繁/新発田晴家/色部正成/甘粕信忠/甘粕虎泰/柿崎憲政>
――――――――――――――――――――
【
~東国同盟に敢然と刃向かった豪傑、志半ばで奇病に倒れる~
年齢:享年56歳
身長:184cm
特徴:肩幅の広いがっしりした体
性格:温厚、思慮深い
趣味:心身鍛錬
‐概要
大妖怪酒吞童子に自ら兵を率いて挑む武勇と、配下の意見を上手く取りまとめる器量を併せ持っていた義秋。彼のもとにはさらに広大な越後の領土と不落の居城、そして有能な家臣団が揃っていた。越後一国だけで東国同盟に刃向かったのも、あながち無謀なことではなかっただろう。しかし終わりは突然にやって来た。亡命してきた鴉天狗の処遇を議論している最中、義秋は厠で倒れ、意識が戻らぬままこの世を去ってしまったのだ。英邁な君主の突然の死で、越後は混迷期を迎えることとなった。
――――――――――――――――――――
【
~先祖は軍神長尾影虎! 民の信望厚き新当主!~
年齢:27歳
‐概要
義秋の養子の一人。南出羽国長尾家出身で、戦国時代に越後の虎と恐れられた軍神――影虎の血を引く。家臣の色部正成からは義秋に劣らぬ才器を持つと評され、その跡目を巡る善見山城の戦いでは、見事劣勢を覆して勝利。正式に後継者となったことを宣言した。
――――――――――――――――――――
【
~今は雌伏の時――先代の寵愛を受けし第二の養子~
年齢:25歳
‐概要
義秋のもう一人の養子が義氏だ。義秋の死後、その甥という血筋の正当性で多くの家臣から支持を得るが、鴉天狗が義弘側に付いたことにより跡目争いに敗北した。現在は残党を引き連れて挽回の機会をうかがっている。
――――――――――――――――――――
【
~向こう傷は武士の誉れ! 死中に活を求める越後の剛将!~
年齢:45歳
身長:182cm
特徴:虎髭、火傷痕
性格:豪胆、高飛車
趣味:試し斬り(動物、罪人など)
‐概要
殲鬼隊の中でも五指に入ると言われる信繁。その最大の特徴は、肉を切らせて骨を断つような捨て身の戦法にある。豊富な戦闘経験で、死なない程度を心得ている信繁だからこそできる戦い方だ。彼に憧れて真似する者もいたが、多くは犬死にするか、再起不能の体となり消えていった。
冷静な判断が光る戦闘とは対照的に、話し合いの場では熱しやすく、異を唱える者に対し声を荒らげて威圧することが多い。また、侵蝕人に対しては一定の理解を示しつつも、当然斬り捨てるべき存在だと考えている。殲鬼隊の任務に誇りを持っていたがゆえなのか。
‐能力評価
攻:★★★★
守:★★★★
技:★★★☆
力:★★★★
速:★★★★
賢:★★★
戦闘能力[4.0]
使用武具[太刀]
一見無謀にも思える戦い方を貫きながら、信繁が今日まで生きて来れたのは、多少の傷をものともしない鋼の肉体、人間離れした身体能力、剣才――戦闘で必要とされるあらゆる能力を高い次元で備えているからだ。死をも恐れぬ猛攻は、予防線を張ったつもりでいる敵の守りを容易に打ち破ることができる。そして死の恐怖にさらされた時には、さらなる能力の飛躍が見られた。
――――――――――――――――――――
【
~打ち振るうは空気揺るがす漆黒の大槍!~
年齢:42歳
身長:179cm
特徴:均整の取れた体格、脂の乗った顔
性格:自信家、冷血漢
趣味:黒田號の手入れ
‐概要
吉良家では信繁に次ぐ実力者。普段の新発田は落ち着きがあり、内乱の緊張が高まる中でも謙虚な一面が見られた。信繁を差し置いて義氏派を主導していたのは、そうしたことが関係しているのかもしれない。だがいざ戦が始まってみれば性格は豹変。感情を露わにして敵を罵倒する粗暴な戦士となる。ある意味では、信繁と対照的な人物なのかもしれない。
‐能力評価
攻:★★★☆
守:★★★
技:★★★
力:★★★☆
速:★★★
賢:★★★
戦闘能力[3.0+]
使用武具[黒田號]
堅実な槍捌きに豪腕が合わさって、格下に対しては安定した強さを発揮する。しかしこれといった必殺の技がなく、慣れられると厳しい。逃げ足が速い卑怯者の才蔵には手も足も出なかった。
――――――――――――――――――――
【
~時流を見極め吉良家を導く智将!~
年齢:28歳
身長:174cm
特徴:中肉中背、色白
性格:用心深い、意志が強い
趣味:鯉の餌やり、読書
‐概要
将軍家が途絶えたことを知った時点で、もはや古き因習や権威が意味をなさなくなったことを、色部は認識していた。この乱世で吉良家が生き残るために必要なのは、強き君主と徳――その考えのもと、義弘を吉良家の後継者に推したのだった。それが恩ある先代義秋への、色部流の忠義である。
‐能力評価
攻:★★
守:★★☆
技:★★
力:★★★
速:★★☆
賢:★★★★
戦闘能力[2.0+]
使用武具[太刀]
若くして義弘派を束ね、圧倒的不利から勝利に導いた。城内戦を想定して独自の信号を用意するなどの軍略家としての側面、時代に合った吉良家のあり方を考える政治家としての側面を併せ持つ。
――――――――――――――――――――
【
~人の役に立ちたい――父の遺志継ぐ純真なる若武者!~
年齢:16歳
身長:170cm
特徴:短め総髪
性格:純真無垢、献身的
趣味:猪狩り
‐概要
父が山の民から武勇で成り上がったとあって、信忠に対して粗野だという偏見を抱く者は少なくない。しかし普段から信忠と接する者ならば、彼が誰よりも美しい心を持っていることを知っている。貧しい生活の中で隣人と助け合って生きてきた父の心が、信忠に受け継がれているのだ。
ただ一つ、侵蝕人を斬ったことを悔いながらこの世を去った父。その無念を晴らさんがために、信忠は鴉天狗の門を叩く。
‐能力評価
攻:★★☆
守:★★☆
技:★★★
力:★★☆
速:★★★
賢:★★★
戦闘能力[2.5]
使用武具[槍]
豪勇で知られた父と比べるといまいちパッとしない。しかしまだ16歳。あと少しで点数が上がる項目も多く、体ができてこれば大きく伸びるだろう。今は才蔵から槍を教わっている最中だ。
――――――――――――――――――――
【
~武勇で身を立てし山の民の栄光と挫折~
年齢:享年37歳
‐概要
山で狩猟生活を営んでいたところを見出され殲鬼隊員に――さながら戦国時代のような立身出世を遂げた虎泰。剛弓使いとして知られ、田舎者と蔑む新発田も武勇に関しては実力を認めていた。やがて任務の一環として幾人も侵蝕人を殺めることになるが、引退後は彼らを殺すことしかできなかったことを悔いていた。短命なのは心を病んでいたからなのか――
――――――――――――――――――――
【
~あらぬ罪で謀殺された義弘派の重臣~
年齢:享年45歳
‐概要
長尾家と縁のあった柿崎は、義弘が吉良家の養子として迎えられる時に仲立ちの役目を果たした。やがて吉良家が独立し、長尾家と政治的立場を違えたあとも関係は続き、定期的に文を交わしていた。だがそれが仇となり、後継者を巡る論争が繰り広げられる最中、長尾家との内通を疑われて義氏派に誅殺された。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます