動乱(第三部)
村上俊介
第1話
動乱(第三部)1
新一に電話だと言うので、誰からと聞くと幹事長からだと言うので、わしは引退したんだがと言って一階に降りて電話にでると、
幹事長の田中です、赤坂のみやびまでお越し願いたいのですが、総理もおられますと言うので、わかりました、これから伺い、
ますと返事したのです、
児玉にしおりの店で飲んでいてくれ、たいした用事ではないだろうと言うと、店を出て車に乗ったのです、みやびに着くと女将、
がこちらにと案内するので部屋に入ると、池田総理がまあ一献と言うので女将が酌をするので飲み干し、ここに中野君がいると、
言う事は相手はソ連ですかと言うと、
総理が中野君説明したまえと言うので、中野が実は今日の13:15分に旭川基地のF104から宗谷海峡飛行中にソ連機から攻撃を受、
けている、交戦に入ると連絡があり、一機撃墜したが後2機に追われていると言う連絡を最後に行方が分からなくなったのです、
宗谷のレーダーが境界線ギリギリで、
レーダーから消えたと言う事で旭川から救難へりが捜索に向い、日本領海内で海に浮いているのを発見し近付くとソ連の兵士、
だったのです、拾い上げ付近を捜索しましたが、他には発見できず本部に帰還して、そのソ連兵を尋門したところ、日本機に、
撃墜されてパラシュートで降下した、
日本機もソ連の戦闘機に撃墜され、パイロットは脱出したが、行方はわからないと答えたのです、ソ連に問い合わせしましたら、
ソ連の領空を侵犯したので撃墜した、パイロットの行方はわからない、拘束している、ソ連のパイロットは速やかに返還して、
欲しいと言っているのです、
F104に乗っていたのは広田二尉で旭川第一航空隊の隊員です、ソ連のパイロットはカラフト防衛隊のニコラス少佐と言っていま、
す、先ほど旭川基地の川上司令から北緯45度12分の弁天小島から広田二尉の発光信号を巡視船が受信した、内容は13:25分、
ソ連のミグ25二機と交戦になり、
被弾してパラシュートで降下した、島の洞窟に退避しているとの事です、この海域はソ連が領海を主張しているところで警備艇、
が巡回していますので、巡視船は近づけないそうですと言うと、総理がどうするか検討したのですが良い案が浮かばなくて、
神埼先生は多くの経験をしておられるでしょう、
ひとつ知恵を貸していただけないかとお呼びしたわけですと言うので、新一が領空侵犯したと言っていますので、こちらが返還、
しても広田二尉は拘束されれば裁判にかけられて返還はしないでしょう、なんとか救出しなければなりません、巡視船からその、
島までの距離はと聞くと、
役10K位と言う事ですが、ソ連は警備艇3隻で捜索しているので、見つかるのは時間の問題だと思いますと中野が言うので、それ、
では明日の夜があけるまでが勝負と言うわけか、中野にここにヘリを呼んでくれ、それで百里基地に行き、F104で旭川へ飛び、
へりで巡視船へ降りるぞ、
旭川に水中バイクにウエットスーツ、酸素ボンベ2つと潜水道具を用意するように連絡してくれ、F104はアメリカで何回か乗っ、
ているのてだ大丈夫だ、中野はまだ現役だろうと言うと、承知しました今連絡してきますと部屋を出て行ったのです、救出し、
たらソ連を脅かしておきましょうと言うと、
どうやっいてと聞くので、こんかいは広田二尉の交戦で日本の自衛隊は飾り物では、ない事がわかったと思います、わたしが、
かかって来たミグを片っ端から撃墜します、そうすれば二度と手はだしませんよと言うと、そんな事すればソ連と戦争になり、
ますと言うので、
本当に撃墜するのではなく、すべてペンキ弾にしますので、墜落はしませんよ、腕の違いに驚くだけです、空自の隊員の腕は、
こんなもんだと言えば良いのです、それにまさか海の中から、救出するとは思っていませんよ、警備艇はソナーは搭載してい、
ないので大丈夫です、
いまは夏ですからウエットスーツを着れば大丈夫ですと言うと、なるほど、これは神崎先生にしか出来ませんねと杯を上げた、
のです、へりが来たので屋上に行き乗り込み百里基地に向ったのです、基地に着くと司令の田上です、F104が燃料満タンで、
用意してありますと敬礼するので、
答礼して飛行服に着換えて乗り込んだのです、このチームはイーグル戦隊とすると言うと、中野が了解しましたと言うので、
管制塔準備はできたと言うと、離陸を許可します、北海道までは快晴ですと言うので、了解と返事してスロットルを上げて、
飛び立ち、
イーグル戦隊はこれから旭川基地に向かう、方位110にセットせよと言うと、中野が了解方位110で追尾しますと返事したので、
マッハ飛行で30分だと言うと、マッハ飛行にしますと返事したので、マッハ飛行のボタンを押すとぱ~んと音がしてマッハの、
壁を破り一路旭川に向ったのです、
30分で到着して、旭川管制塔こちらイーグル戦隊と言うと、着陸を許可します、航空機の発着はありません、横風3ノットと、
言うので、ラジヤー、これより着陸すると言って滑走路に進入して着陸して駐機場に行き降りると、旭川基地司令川上です、
と敬礼するので答礼すると、
準備は出来ています、すべてヘリに積み込んでありますと言うので、大型ヘリに乗り込み宗谷海峡に向ったのです、1時間で、
海域につき巡視船のそばに着水して、水中バイクを下ろして巡視船の艦橋に行くと、船長の津田ですと敬礼するので答礼し、
ソ連の動きはと聞くと、
夜間は捜索していませんと言うので、ウエットスーツに着替えて、水中バイクに乗り潜水して島に向ったのです、洞窟のそば、
に浮上して、洞窟に入り広田二尉救出にきたぞと言うと、いま行きますと岩陰から出て来たので、よく頑張ったと言うと、
どこから来たのですかと言うので、
海の中からさと言って、まずは水を飲めと渡すと、ゴクゴクと飲みサンドイッチを、渡すとかぶりついたのです、ウエット、
スーツに着替えさせ、酸素ボンベを背負わせてシュノーケルをつけさせて、海に入り息のしかたを教えて、行くぞと言うと、
水中バイクにつかまらせて、
潜り巡視船に向って走らせたのです、船のエンジン音が聞こえたので、浮上してみると右の方から探照灯を照らして、警備、
艇が近づいてきます、ソナーを設備しているのか、よし、警備艇を乗っ取ろうと言って、モーターのスイッチを入れてすぐ、
切ると、
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