『おーい。4時だよ。』 

やましん(テンパー)

『4時半だよ』 



『うで、痛い


 こし、痛い。


 足、重い、ひきつるかも。


 おしっこ、ちかい。もれる。


 すむのには、最適だよ。


  中学校、目の前。


    これは、まいった。


      むかしは、ね。


『ご両親が、泣いておられるぞ。』


 が、先生の脅し文句だった。



『給料だけ、貰ってすむと思うな。』


 所長、そりゃないぜ。


 だれより、残業し、くるしんだんだ。



 まいばん、なんで、夢の中まで、責めに来る?


 たのしい、はなしを、もってきてよ


 正しい話しに、しましょう。



 なぜ、あれだけ、がんばったのに、評価は低かった。


  しかたないのか。実力だからね。



     花火が上がった。


 30 分だけの、ミニ、花火大会。



 花火には、夢がある。


    夢が、高みに昇るのです。


 ああ、


 昇ろう、少しだけね。


 なにかが見えるだろう。


   お日様が、上がり始める。


     この夜は、焼却処分になった。


     ぼくと、ともにね。


 すべて、おわったんだよ。


   君がいるべき場所は、死しかない。


 そこならば、かれらも、多少は気に止めるだろう。


 しかし、それは、本意でない。


 そうだ


 消えること。


 それが、それこそが、唯一の完璧な芸術的解決なのだ。


 美しく、終わらなければならないから。


 力を、与えよ❗


 

    美しい最後に❗



      最高の美しさに❗


 

 

 



 



 






   

 

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『おーい。4時だよ。』  やましん(テンパー) @yamashin-2

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