第4話 英語の事業

 信一は今、夢を見ていた。事業がうまくいっている夢である。

 まず、英検2級、もしくはTOEICがうまくいったところから始まる。

 信一は、英語の資格が取れたら、英語の通信教育をやりたいと思っている。

 やることは、最初は生徒が解らないところを教えるところから始まる。

 これは、誰にでもできることではない。しかし、信一には過去に河合塾に言った経験がある。教え方は熟知しているのだ。学校や塾でわからないところを教えるというパターンだ。

 英検2級は高校卒業程度と言われている。ということは、教える対象は高校生までである。

 信一は文法は詳しく勉強しているのでかなり得意な方だ。文法は日本式で教えるのが日本人にはわかりやすいのであろう。

 で、最初の1回が無料というのがキーポイントである。また、その1回が生徒の信頼をもらうキーポイントである。

 で、1回の質問につきレポート用紙1枚が限度である。

 で、2回目からはきっちりと代金をいただく形になっている。


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