エクステラ編 第5話 希望の子

コンコン…

「エクステラ、入っていいか?」

「…………いいよ。」

エクスバースが部屋に入るとエクステラが俯いて座っていた。

「いつまでそんな感じなんだ。お前らしくない。」

「いいもん。もうエクスバースちゃん達とは違うもん。」

「そうじゃない。感情の問題じゃないんだ。お前には笑顔が似合ってるんだから。それに…いつも笑って元気にはしゃいでじゃれあってくるお前がいると助かるというか…なんだ、その…安心するんだ。ああもう!私らしくないな。」

「…………」

「安心しろ。お前にお客さんだ。驚くなよ。」

そう言うと女の子が入ってきた。

「わぁ、本当にそっくりなのです。」

女の子は走り出し、エクステラに飛びついた。

「えっ?なに?」

「これを読むのです。」

女の子は手紙を差し出してきた。それは自分が異世界に置いてきた自分のコピーと好きになった男の子イルマからの手紙だった。

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