I will believe in your future Part11

「今…姉さんが囚われていることを確認した。おそらく未末の仕業だ。あいつはこの世界にある特別な力を手に入れようとしている。」

「そこで俺たちは反乱を起こそうと思っている。あいつを追放するんだ。そのために姉さんは新たなリーダーとしてアインを選んだ。」

「ぼ、僕に…」

アインは驚きを隠せなかった。それは当然だ。彼はまだ幼く、末離の付添だけをしていた。

「大丈夫だ。お前は姉さんに認められたんだ。教徒全員がお前を認めてくれる。」

「分かりました。やってみます。」

「その間、俺と姉さんは身を隠している。もしかするともう2度と姿を見せないかもしれない。」

その言葉を聞き、末離は涙を流しながら、未無に抱きつき叫んだ。

「嫌だ!ずっとお別れなんて嫌だよ!」

「…分かった。ならせめてお前が今の暴走を克服して俺が認めるほどの力を手に入れれば会えるかもしれないな。」

「…分かった。私、強くなる。絶対に…!」

それから二人に別れを告げた。

だけど、お姉ちゃんにもお別れしたかった。だから、聖堂に向かった。

そこには倒れているお父さんとそこから去っていくお姉ちゃんを抱きかかえたお兄ちゃんがいた。その二人に声をかけようとしたが倒れているお父さんが銃を持って二人を狙っていた。私は…どうせなら…もう一人の私の飢えも…

気が付くと私の前には肉塊が転がっていた。私は血で染まったカギを手にして、お兄ちゃんが言っていた隠し部屋へと向かった。

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