I will believe in your future Part5

アインが教会の廊下を歩いていると前から聖女の守護者が歩いてきた。

「おい」

「は、はい。守護者様なにか御用ですか?」

「お前はあの子をどう思う。」

「どう思うと言われましても…。あ、あの別に恋愛対象とは思っていません。」

「はぁ、俺が末離の兄だから気を使っているんだか…。あの子が行動を起こさないからな。なぁ、お前は自分の命と末離の命、どっちが大切なんだ?」

「どっちと言われても、僕は僕自身も末離様も大事です。僕達には未来への夢がありますから。そういえば末離様はご兄妹で幸せに暮らすのが夢なんです。未無様も末離様と幸せに暮らせますといいですね。」

「はぁ、ここまで言われるとな。ここだけの話だが俺もあいつには幸せに生きて欲しいんだ。お前に託すが、あいつには気をつけろよ。」

未無はそのまま歩き去っていった。

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