虚P3 逆巻く可能性と虚無の未来

虚無~うつな~

末離編 第1話 実験


「どうしようか…エクステラがあの調子だからな…」

エクスバースは1人で悩んでいた。

「どうしたの?」

そこへ末離がやってきた。

「それがな、転送装置の実験を行いたいが、エクステラが引きこもっていて実験ができないんだ。私は一応ここにいないといけないからな、1人で行うこともできないんだ。」

「私がやるよ!」


「ダメだ。」

そこへ未無がやってきた。

「お前に何かあったら姉さんに何言われるかわからん。そんなこと許可はできない。」

末離が落ち込んでいると末無もやってきた。

「そんなことないですよ。私は末離には色んなことをしていて欲しい。それが成長を見出すのですからね。それでも未無は否定するの?」

「そんなことはない。姉さんがいいと言えば俺は従うだけだ。」

「お姉ちゃんありがとう!」

そんな感じで末離は転送装置の実験体になることになった。


「それでは始めるぞ。」

「分かった。お兄ちゃん達はこれからどうするの?」

「少し用事があってな。ある人から呼ばれているんだ。あと俺たちの心配よりも自分の心配をしろ。」

「よし、開始だ。」

転送装置が起動し、末離はその場から消えた。

「さて、私はこれからエクステラの様子を見に行かなければならない。」

「お互い大変だな。ま、頑張れよ。」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る