100姉妹

@kaiteyomou

一日目

ついに、ついに生まれた、私の妹、私の名前は白切一奈、高校三年生私には、一つ、特別なことがあります、私は98人の妹をもっています、そしてついさっき、99人に妹が増えましたつまり、白切家の子供は、私を含めて100人、うちは100姉妹なんです!百女の生まれた日は4月7日、ちょうど私たちの入学式、始業式の直前、

「母さん、名前は決まったの?」私が今話しかけているのは私の母、白切美智代である栗色の髪型と瞳、そして目元にある泣きぼくろが特徴的な、おっとりした人である

母「それがね、まだなのよーあ、そうだ、一奈が決めたらどう?」

「馬鹿、自分の娘の名前くらい自分で決めなよ、」

母「えー?いいじゃないの、母さんもう99人の名前つけて来たのよ?ちょっとくらい優秀な姉に任せていいと思うわよ?」

「誰が優秀よ、ん?あ、」キィィィと扉はそこにある位置を変える

「美智代、生まれたのか、」この人は私の父、白切孝則黒い髪色、瞳に、スーツ姿、眼鏡を掛けているしっかりした人である

母「えぇ、そうなの、それで名前を一奈に決めてもらって「母さんが決めて!」えぇ?」

父「いいじゃないか、一奈はセンスもあるし、しっかりした子だからな、一奈も、母さんになったら同じことするんだ、練習と思え、」

「えー?」名前?私が?その子の一生を背負う用なものじゃないの、どうしよう……

「栞奈、とか?」

母「へー?どういう意味?」

「栞って、木の枝をおるって意味でも使う、自然らしい可愛い単語だから、そこに私の名前にもある奈、をつけただけだよ?急に名前つけてーって、言われてもわかんないよ、」

母「ごめん、ごめん、ちょっと意地悪しちゃったわね、でも、いいじゃない、栞奈、それにしましょ、」

「ええ!?こんな適当でいいの!?」

父「いいじゃないか、せっかく一奈が考えてくれた名前だ、それに、一番大切なのは名前に込められた意味じゃない、その名前を着けてあげた人がその子の事を思ってつけたことと、その子がどんな人生を歩むかだ、」

「父さん……」

栞奈」「んぁー?」キュッ栞奈が私の指を握る、これからよろしくね、栞奈、

「だだいまー!皆、寂しかったかい?姉ちゃんの胸に、飛び込んでこーい!」これから、また楽しくなりそうだな、

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