ピーピング・トムの嘲笑
病室にアルゴス・レンズをしかけたのは彼女の写真を交渉材料にする算段だったが、二人が絡まり合うという予想外の一枚、まさに切札をもたらしてくれた。
これで定森雅紀は全く無害な存在となった。
アルゴス・レンズという神器を使って、これからも我が身をこの芸術、女子生徒の神秘を開拓する道に捧げられるのだ。
まったく、笑いが止まらない。この自分を止められるのは、それこそ同じくらい奇跡のような力を持ったものしかいないだろう。
そして少なくとも、この学校には存在しない。
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