眠り

葉月 涼

眠りに落ちるその直前

ふと、心に浮かぶ1つの疑問


眠りから醒めた私も今の私なのかと言う疑問


起きてる時は

確かに1つの私であると確証が持てる

私としての意識が続いているから


だけど

大半の思考が止まり

生命維持に必要な機能以外停止する

意識が一時的に止まる

それが

次に目覚めた時…目覚められると思っているのはバカバカしいと思うところもあるが

私ではない別のなにかなのかもしれない


生命維持に必要な眠り

だけどその眠りに疑問を抱え


本当に今日の私は

昨日の私から続いているのか

それとも別の私というように造られたなにかか


そんな疑問が今日も脳内を埋めつくし


眠りを恐怖に染めていく

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

眠り 葉月 涼 @kiminokoe

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ