第3話 手紙
「うーん、ここどこだ?」
目が覚めるとそこは森だった。
「まさか、森のど真ん中?いやいや、さずにないか?あ、でも転生物だとありふれてるか?」
そんなことを考えていると、ふと見覚えのない服のポケットになにか入ってるのがわかった。
「あれ?服もこの世界風にしてくれたのかな?あとこの紙はなんだろう」
その紙を開け、読んでみる。
『鳴海へ、これを読んでるってことは無事転生できたね。良かった良かった。その森は一番街に近くて初心者にちょうどいい魔物しかいない森だよ。ちなみにこの手紙は雑魚ぐらいは近寄らせない結界が貼られてるから安心しな。』
それは嬉しい。魔物がいるって書いてたから少し警戒してしまった。
『あと、スキルを私なりに追加で入れて置いたよ、後で確認してみな。
次にお金の話だ。身分証がないやつが街にはいる時金かかるからな。お金は鉄貨、銅貨、銀貨、大銀貨、金貨、白銀貨で、別れてるよ。日本円に換算すると鉄貨は十円、銅貨は百円、銀貨は千円、大銀貨は一万円、金貨は十万円、白銀貨は百万円だと思う。
他にもあるけど、基本それぐらいしか見ないと思うから自分で手に入れるといいよ。国や地域の環境によってちょっと価値が変わるから気をつけてね。
後、お金の単位は『ユル』で『一ユル』鉄貨一枚だから日本と比べてゼロが一つ少なくなったって覚えとけばいいよ』
ふむ、スキルも嬉しいがお金のことを教えてくれるのも嬉しい。まあ、参考程度で見ておいて、街に行った時色々な店を見て参考にすればいいか。
『じゃあ、異世界生活頑張ってね、お願いも叶えてくれよな。あっ、教会とか神聖な場所でお祈りしてくれたら、少しだけど私と会えるかもよ☆ 女神ネヴィーネより
追伸、剣や予備の服、お金を五十万円分ぐらい入れといたよ!』
……女神様、ネヴィーネって言う名前だったんだ。そういえば、俺自己紹介してないのに名前知ってたな。まあ、心読めたらわかるか。
「さて、能力を確認していこうかな」
まずは、ステータス確認だ!
「『ステータスオープン!』」
すると目の前にゲームで出にありそうなウィンドウがでてきた。そこには
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名前:全 鳴海 年齢:17 種族:人族、神の使徒(隠蔽)
ジョブ:能力者 Lv.1
セカンドジョブ:旅人 Lv.1
HP:100/100
MP200/200
状態:通常
体力:15
筋力:20
防御力:15
速力:15
器用さ:25
魔法防御力:20
魔力:100
幸運値:50
スキル:アクティブスキル…
パッシブスキル…『鑑定Lv.1』『隠蔽Lv.1』『気配感知Lv.1』
ユニークスキル…『アイテムボックスLv.1』
アルティメットスキル…『全能操作Lv.1(隠蔽)』
称号:『女神の加護を受けし者(隠蔽)』『究極のスキルを手にし者(隠蔽)』『転生者(隠蔽)』『勇者(仮)(隠蔽)』
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……うん、いくらかツッコミたいけど、まず最初に……。
「勇者(仮)ってなんだ……」
称号の『勇者(仮)』を触ると説明が出た。
「なになに?『勇者』は魔王を倒すために神によって選ばれた者が貰う称号だが、正式に勇者として呼ばれた訳では無いので『勇者(仮)』。だが効果は一緒で、魔王を含む魔族に与えるダメージや効果が1.5倍になる。意図的に発動のON/OFF可能っと、なかなか便利だ」
まあ、与えるダメージが0なら意味ないだろうけどな。
「うーん、他は〜、『神の使徒』はそのまま神が送り出した使徒、『鑑定』は手が触れている、もしくは手が届く範囲の物体を鑑定することが出来る。レベルが上がると鑑定できる範囲と対象、詳細が増える。『隠蔽』は、ステータスの隠蔽や文字などを見えなくする。同レベル以上の鑑定スキルなどの看破系スキルを使われると解除、もしくはスキル保持者にだけ見えると。なるほど」
どれも想像通りだ。あとはユニークスキルとアルティメットスキルだ。
「『アイテムボックス』は物をスキル保持者だけの異空間に物をしまうことが出来る。ただし、生き物は入れることは出来ない。レベルが上がると入れられる量が増える。スキル保持者が亡くなった場合、その時からちょうど3日後に外に溢れ出す。しかし、特殊な魔法により回避可能か。どんな魔法なんだろう。いつか見つけて、した方がいいかも」
アイテムボックスは、よく見かけるスキルだが便利と思うだけであまり考えたこと無かった。自分なりの回避方法を作ってみるのもいいかも。
「最後にこれ『全能操作』。魔法、魔力、スキル、その他の能力を操ることが出来る。レベルを上げると操作範囲と操作の機密差、操作権剥奪しやすくなる、か」
ふむ、チートだ…ん?魔力?待てよ?俺の知識が魔力を練って身体能力増加することができるって言う、異世界基本知識が言ってる。なら、無理やり身体強化魔法解けるんじゃないか?それにバフも上手く行けば、詠唱中の魔法を邪魔して爆発させたりできるかも!
「おおお、夢が広がる!」
これならチート無双行ける気がする!
そんなこと考えながら手紙に書いていた剣を取りだし、腰に取り付ける。
「とりあえず、知識にあるように基本の魔力操作してみるか」
まずは、基本からやって言って変な目で見られないようにしよう。チート使う以上どの道かもだけどな。
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どうもこんにちは、楼技斗さんでございます。
いや〜、異世界転生始まりましたね!今まで読んできた小説を参考に書いたつもりですが、変なとこがあれば意見などしてくれれば嬉しいです! 良ければ♡と☆よろしくです!ではでは!
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