「カレタセカイジュⅠ」
『――ご覧下さい! あの雄大な海に囲まれた絶海の孤島を! かつては不出の海域、世界の最果てなどと呼ばれたあの場所に、人々の往来が可能となってからついに、百年の節目が――』
……映像を記録する機材を手に、小型の飛空艇から身を乗り出すカメラマン。
そしてマイクを手に実況をするリポーターの声が、飛空艇の独特なモーター音と共にテレビから聞こえてくる。
画面に目を向ければ、映し出されているのは最果ての孤島。
世界の終わりと始まりが交わるところ――なんていうおとぎ話を、今も信じている人は少ないけれど。
今でも人類史において最も多くの謎と神秘に包まれた、悠久のロマン集まるところであることには、違いないだろう……。
長らく。
本当に長らくのこと、人間の出入りを拒み続けて来たこの孤島は……つい先ほどリポーターがそう言っていた通り、今は自由に、大陸と行き来が可能になっている。
だから当然の如く、あっという間に観光地として繁栄することとなった。
かつてこの孤島で、何があったのか。
どうしてこれまで、閉ざされ続けていたのか。
そして、なぜ、その固く閉ざされていた箱は、開いたのか。
その答えを求め――多くの者が集まって。
数多の謎が解かれ。
行方不明者の遺品もまた、大量に発見されて。
けれど未だにその全容は、明らかとはなっていない。
謎が謎を、そして多くの人を呼び……そしてもうすぐ、百年の時が経つ。
ある科学者は言う。
この島の周辺海域には特殊な天然ガスが発生するスポットが存在し、それによって生み出される異常海流が脱出の妨げになっていたのだと。高濃度のメタンハイドレートが噴出すると磁場が狂い、暗礁に乗り上げてしまうことは明らかになっているのだという。
ある魔導学者は言う。
この島には高度な結界魔術が張られていたのだと。
その結界が何らかの理由で効力を失い、行き来が可能になったのだと。その証拠に、孤島には様々な魔法技術を利用する施設の痕跡が残されていた。
ある宗教家は言う。
元々、ここには島など存在しなかった。何もない空白の空間。そこに吸い込まれた者たちは当然、虚無の世界に放逐され――外に出ることは出来なかった。しかし長い時を経てようやく、その空白が本来あるべき姿として、この世界に顕現した。即ちここは、神の島なのだと。
どれが正しいのか。それとも、どれも間違っているのか。
孤島はその姿こそ見せたものの――未だ、その口を堅く閉ざしている……。
*
トントントン、と軽快な足音が、二階から。
駆け下りて来たのは、私の弟――ゼレスだ。
「――姉さん。そろそろ出発しなきゃ、式典が始まるよ」
「……あー。今日からだっけ。記念式典」
孤島の解放から百年という節目を、人類はいよいよ二日後に控えている。
その記念式典が今日から一週間にかけて催されるらしい。
内容は、この孤島に没する者たちへの慰霊の儀式だったり、節目を迎えるカウントダウンパーティだったり、とにかく色々。一般人観光客だけでなく、冒険者やミステリー愛好家、各国の王族、貴族、政府関係者、さらには魔法協会の幹部までもが集まって来るのだから、それはもう、この孤島が開かれて以来の大騒ぎである。
長いことこの孤島で暮らしているが、これほど賑やかなことはなかった。本当にみんな、お祭りが大好きなんだなぁと思う。
「もう……何をしてるのさ。ほら、むこう向いて座って――寝癖が酷いよ」
「うへへへ……いやぁ……面目なぁい」
言われた通りに椅子に腰かけ、頭をゼレスに預ける。
よくできた弟だ。
私にはもったいない。
「父さんと母さんは先に行ったよ。僕たちも急がなきゃ。こんなお祭り、滅多にあるものじゃないんだから」
「ゼレスも意外と、お祭り好き」
「べ、別にそういうわけじゃないよ」
「ふひひひ。隠すな隠すな。お姉ちゃんには、分かってるぞよ~」
もさぁ、と後頭部を、真後ろにいるゼレスの胸に押し当てる。
「――久し振りにアヤちゃんが会いに来るから、落ち着かないんじゃろ、じゃろぉ?」
「――そッ…………」
――んなことない、と言い掛けて、一文字目で踏み止まる。
ここには私しかいない。見栄を張って嘘をつく理由はないのだ。
「……そうさ。久し振りに友達と会うんだ。落ち着かなくて何が悪い」
「ほほぅ、トモダチですか。ふふひひひっ。いやぁ、悪くない悪くない。おんしは
『アヤちゃん』は、私たちの友人の、獣人族の少女だ。
過去に彼女が勉強のためにこの島を訪れた際、ちょっとした切欠でほんの一年ほど一緒に暮らした仲である。
物心つく前から孤島に住んでいる私たちにとっては、貴重な同年代の友達で――とても楽しかったのを今でも覚えている。
あれからもう三年くらいか。
今でも手紙のやり取りはあるが、会うのは久し振りだ。
「……で。いつまで『おトモダチ』でいるつもりなのかな?」
「……っ……」
「ぎゅえっ!!」
突然の問い掛けにビクついた反動で、髪を引っ張られた。
梳かしてもらってる時に、変なこというものじゃないね……。
反省していると、そこへ返って来たのは意外な言葉だった。
「…………あ」
「あ?」
「……あした……まで」
「……! ほうっ……! ほうほうほうほうっ!! ほほーーーーーっっ!!!」
なんと……!
なんとまぁ……!
立派に成長したものだ、我が弟よ……!!
お姉ちゃんは誇らしいぞ! うんうん! 今夜はお赤飯だね!!
あ、一日早いか。ふひひ。
っていうかアヤちゃんが来るのは今日のはずだけど、それがわざわざ明日まで――と、いうことは。
ちょうど百年を迎える明後日に――と、いうことか。
いいねぇ。小賢しくも色々と考えてて、最高だねぇ。
「ロマンチックじゃないか。いいねいいねえ。んふふ。ぬふふふ!」
「……だから姉さん。そのみっともない格好で、万が一にも場の空気とかを台無しにしてもらいたくないから――今日から一週間、徹底的にちゃんとしてもらうからね」
「ほえ?」
……気が付くと、一本のロープが私と椅子を囲んでいた。
次の瞬間には、私の体は椅子に固定され、身動きが許されなくなった。
「まずはそのふざけた鳥みたいな頭をッ! 僕が三年かけて磨いた技術でッ! 一人前の孤島ガールに作り替えてやるッッ!!」
「ひょぇぇえッ! 待って! 色々待って! こそこそと三年も何してたのこの子ってば!? そして一人前の孤島ガールって何!!」
「いつまでも田舎臭い姿で一緒にいられては迷惑極まる! 見るがいい、我がスタイリングテクを……はぁぁぁぁぁぁぁあああああッ!!!!」
「おとうとくん! キャラ変わってる! キャラ違う! あーーーーーッ!!??」
数分後。
かくして私は無事に、一人前の孤島ガールになったのだった。
*
「うっうっ……ひどい……こんな無理矢理……もうお嫁にいけない……およよよ」
――リィフ姉さんは、床に手をついて泣いていた。
泣くほどかなぁ。都会に連れ出しても問題ないくらいの完璧な仕上がりのはずだけど。これでも雑誌やテレビで外の情報はしっかり掴んでいる。逆にこれで孤島を自由に歩かせたら、芸能事務所の人からスカウトの声が掛かってしまわないか心配なくらいだ。
これがほんの数分前までは、求愛行動中の派手な雄鳥を想起させるような寝癖がたっぷりついた頭と、ぐちゃぐちゃに乱れた寝間着姿だったなんて、自分でも信じられないくらいである。
それをどこに出しても恥ずかしくないレディに一瞬で作り替えた僕の手腕は、まさに悪魔的――いや、魔王的であると言って差し支えないだろう。実は将来この技術をさらに磨いて自分の店を構えるつもりだし、ゆくゆくはカリスマスタイリストとして全世界にその名を轟かせる計画も着々と準備している。恐れ戦き震えて眠れ人類、我が栄光の夜明けはもうすぐであるぞ、ふはははははは。
「さ、姉さん。出発しよう。広場の下見と、それから――」
「午後には港に、ね。いやー、三年かぁ。もっと可愛くなってるんだろうなぁ……」
アヤが、午後の定期便で島にやって来る。
久し振りの再会。楽しみなのは、姉さんも同じようだった。
…………。
……。
およそ百年前、この島の存在が明らかになってからというもの、ひっきりなしに人間はこの海域を訪れるようになった。
目的は主に二つ。
一つは戻らぬ仲間の捜索。
もう一つは、世界の神秘の解明だ。
孤島の大半を埋め尽くす世界樹の森を散策すれば、今でも、かつてここにいた人間たちの遺品が見つかることがある。
不謹慎だけど、他に娯楽が少ないこの島で僕と姉さんは、それを『宝探し』と呼んでいた。
不思議な杖や、アクセサリー。
どの部分なのかはよく分からない、綺麗に磨かれた獣の骨。
色々なものを拾い集めては、生活に使えそうなものを持ち帰り、役立てていた。
僕たちが住んでいるこの家も、元々ここに立っていた屋敷を、父さんが改築したものだったりする。
ここもかなり貴重な物的証拠のはずだが、孤島の調査・開発活動に尽力していた父さんと母さんのコネで、自由に使う許可を得られたらしかった。
そんな二人は今日の式典のために、各国首脳らとの会談の場に招かれているとかどうとか。
よくは知らないんだけど、実は滅茶苦茶大物らしいんだよね、あの二人……。
肩書きは考古学者らしいけど、それにしては孤島について詳し過ぎる気がする。まるで何十年も前からずっと孤島のことを知っていたんじゃないのかってくらいに――
*
「ゼクさん、あぁ、それにフリムさんも、相変わらずお美しい」
「妻の若作りの秘訣なら、ノーコメントですよ、首相。お久しぶりですね」
「はっはっは。いやいや。このたびは本当に、お二人のご協力に感謝しております。我が国を代表してお礼を申し上げたい」
――既に各局のテレビクルーも続々と集まる式典会場の舞台裏に、業界の大物が集うもう一つの会場が設置されていた。
ゼク、と呼ばれた黒髪の男が握手を交わしているのは、一国の長。そしてそれほどの相手が国を代表して頭を下げているのに、毅然とした態度で受け答えをしているという姿だけで、彼がどれほどの大物であるのか、周囲の者は思い知るのである。
ゼクの隣には、その妻であるフリムが控えている。
誰もがその姿に息を呑む。
あまりにも美しいからだ。
この世の者ではないと思われるほど、人間離れした美が備わっている。
正確に言えばその外見がどうとかという話ではない。その存在の格が、人間よりも高いステージにあるように感じられるのだ。しかしその存在の格の違いを理解する感覚器官をもたない人間たちは、ただそれを美しさや神々しさに脳内で変換して認識するより他にないのである。
「先輩、あの二人って、何者なんすか?」
「バッカ。少しは勉強してこい。押しも押されぬ孤島調査の第一人者だよ」
「??? 孤島調査でちょっと名を挙げた人が、なんでまた……あ、今度は大統領っすよ。うわ……大統領まで頭下げてる……」
「そりゃ決まってんだろ。『ちょっと』どころじゃないからだよ。おまえだって歴史の教科書くらい見ただろ。史上初、脱出不能の孤島より生還した二人組」
「冒険者の……えっと、ゼンカと、キリムでしたっけ」
「その二人が、それぞれ残した子孫なんだよ。あの二人は」
「まじっすか……」
正確な情報は明かされてはいないが、フリムというのが、キリムの娘で。そしてゼクは、ゼンカがどこかの孤児院から迎え入れた養子らしいと言われている。
孤島の解放から七十年くらいか、二人が亡くなった後、孤島の調査・研究を全て引き継いだのがゼクとフリムだった。
そういう血統的な意味でも元々注目は大きかったが、二人が研究を引き継いでからの業績はそんなお膳立てなど必要ないくらいに目覚ましいものばかりであり、孤島調査の界隈ではここ数十年間ずっと、『最も孤島の謎に近い二人』という評価が揺らいだことはない。
この孤島の中において、二人は誰もが認める絶対的な存在なのだ。
「一説によれば、二人が首を縦に振らなきゃ、この式典の開催も無かったって話だ……」
「いや、それはさすがに……」
ひそひそ声で会話する記者団の中の二人だったが、しかし何も知らなかった男の方でさえ横目にフリムの威光を見てしまうと、もしかしたら案外、本当に――と思ってしまわなくもないのであった。
*
林道を抜け、観光地に向かう。
まだ人々の姿も見えないのに喧騒が聞こえていて、期待に思わず胸が躍ってしまう。
そして最後の曲がり角を曲がると、開けた景色に飛び込んできたのは無数の人が行き交う大都会のような光景だった。
「うっわぁ! 今日は一段と!」
「さすがに驚いたね。ここまでは予想してなかった」
何百? いや、何千……もしかしたら、何万人もいるのかも知れない。
広場を埋め尽くす、人、人、人――種族も様々で、姿かたちも十人十色だ。
「――よう、来たな悪ガキども」
広場の出入り口で、警備服に身を包んだ大柄な鳥頭(髪が逆立っている喩えではなく、本当に鳥の頭をしている鳥の亜人)が、声をかけてくる。
この島に駐在している帝国軍人のティキさんだ。
一応、この島の管理権限は現状、帝国のものになっている。
近辺の海域が全て帝国軍所有のため、形式的にそういうことになっているのだという。
ただし孤島の全ての権限を独占しているわけではなく、各国の調査団は広く受け入れ、観光地として一般にも開放し、その収益も大陸国家間連合協議会――大国会の予算に全て寄付されている。
実は、そうなった経緯については、色々と都市伝説がある。
本当は帝国がこの孤島を独占するはずだったが、最初の脱出者である二人組によって何らかの圧力が掛かったという話。さらにその二代目であるゼクとフリムの働きかけにより、孤島は全人類の共有財産であり、永世平和特区としてあらゆる争いを持ち込まぬよう全ての国が協力することが決まったという話なのだ。
二世代、たった四人の人物が、帝国を封じ込め、全ての国を結託させたなんて……いくら何でも滅茶苦茶が過ぎるので、当然ながら信じられるはずがない。だから、誰も信じてはいない。それでもなぜか、そういう話が今も残っている……。
火の無いところに煙は立たないというが……。
それらの話を裏付ける証拠にはならないが、孤島から初めて生還者が出た翌年、海域を武力制圧しようと密かに動き出していた帝国の大艦隊が、出向直後に一つ残らず沈没するという歴史的事件があった。帝国海軍は演習中の事故であると発表したが、真相は全て、海の底へと沈んでいる……。
……まさか最初の脱出者の二人が、超常的な力で帝国海軍を叩き潰した?
いやいや。まさかたった二人でそんなことができるなんて、人間じゃない。神の領域だ。ありえないありえない。だから、誰も信じてはいない。当然、僕だって信じちゃいなかった。
……でも、父さんと母さんが無駄に世界中にコネを持つのは、どんなカラクリによるのだろうか。その辺りを思うと、都市伝説も、全くの出鱈目ということではないのではないか――なんて思ってしまわなくも、なくはない。
「ティキさぁん~おはよぉございまぁす」
間延びした声で挨拶をしながら、姉さんはティキさんにハグをしていた。
やめろと言ってるのになかなか治らない抱き付き癖だ。
もう子供じゃないんだから、そうやって人に胸を押し付けるのは本当にやめて欲しい。そう言って何度も注意しているのにマジで治らないので、僕はもう諦めている。
ティキさんは種族の違いからかそういうのはさほど気にしないみたいだが、中には露骨に鼻の下を伸ばす奴もいたりして、マジで殺そうかなって思う時があるのは秘密だ。
「凄いね、人がいっぱいだ。朝からずっとこんな感じ?」
「あぁ、そりゃもう凄かったぞ。覚悟はしていたが、まさかここまでとはな。おれ一人じゃ捌き切れないんで、この後増援が来ることになってる。っつーわけで、ティキお兄さんは今日はおまえらと遊んでやれないわけだ。悪いな」
「別に遊んでくれなんて頼んでないけど……あ、そうだ。母さんがこれを渡してくれって」
昨晩、頼まれた包みを鞄から取り出し、手渡す。
中身は、鳥の亜人が好んで食べる木の実だ。母さんが趣味で育てているのを、昨晩収穫して、ちょっと手を加えたものだった。
「おおっ、これだよこれ……! くぅぅう! よぉっし、これで今日一日頑張れるぜ! フリムさんに礼を言っておいてくれよな!」
「りょうか~い。んふふふ、モッフモフだぁ……」
「姉さん……」
……会話の最中、ずっとティキさんの首辺りの羽毛に顔面を埋めていた姉さんだった。姉さん、それはもうセクハラなんじゃないかな……。
*
式典がいよいよ始まる頃、僕たちは広場を離れ沿岸を歩いていた。
観光客もまばらに見える道路の上、誰かがばら撒いてしまったのだろう、スナック菓子に群がる海鳥たちを横目に。
「あ、ほら。帝国の軍艦。あっちには客船!」
姉さんが指差した先には、たくさんの船。客船も軍艦も、万国旗やら何やらの満艦飾で彩られ、今日という日の意味をしっかりアピールしている。
まだまだ続々と人間が集まって来るのだ。記念すべき二日後に向けて、何もかもが動き出し、もう誰にもこの勢いは止められない。
……そしてその勢いに、僕も乗るのだ。
「おやおや! あんなところに珍しく出店が!」
「…………」
「う~ん、この鼻腔をくすぐる香ばしい香り……お祭りって感じだねぇ」
「…………」
隣で姉さんが賑やかに騒いでいるが……僕はといえば。
「…………い。……今になって、緊張してきた……」
「おいおい少年。顔が真っ赤ではないか、んふふふ」
「ど、どうしよう……どんな顔をして会えばいい!? 三年ぶりなんだよ!?」
「手紙のやり取りしてたじゃん」
「てっ、手紙と、実際に会うのじゃ、全然違うじゃないか!!」
…………そう。
僕は……滅茶苦茶アガっていた。
どうしよう。今までこんなことなかったのに。
知的でクールでクレバーなキャラを売りにしていたはずなのに、これはいったいどうした不具合だろうか!
「う、運営に報告しなきゃ……! こんなの、絶対に何かの間違いだ……ブツブツ!」
「いやぁ。私からすると、ゼレスは最初からそんなキャラだよお」
――そう言って姉さんは、僕を後ろから抱きしめる。
「ほらほら。りらっくす、りらーっくす」
「……姉さん。その抱き付き癖、いい加減に治しなよ……」
「ゼレスが立派に独り立ちできたら、治してあげてもいいんだよ~」
……そうか。
僕はまだ、姉さんからすれば……。
「……姉さん」
「なんだい」
「応援、よろしく……!」
「……。まっかせなさぁい。これでも空気が読めるリィフお姉さんだからねぇ!」
頑張らねば。
あと一日の間に……改めて覚悟を、決めて見せる……!
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