9ページ目 どこの世界でも裸の付き合い

「わかった、行こう」

 …ということで温泉に行くことになった。


「着いたな」

 そこは近代的な街中で唯一異彩を奏でている。まるで江戸の時代の温泉のような。

 その場所に入っていく、そこである疑問が生まれた。

 

考えてなかったが、お金って、500...なんて読むんだ?


「2人分で」

「はい、わかりました、では1000コン頂きます」

 コンかよ、言いにくいな、覚えにくいし。


「んじゃ行こうぜ」

「りょーかい!」


……着いた。

 ここが俺のロッカーか、今日一日色々あったな。そういえばここに来る道中にあったエッグスーパーって所、印象に残る店だったな〜。


「あ、テメー何様のつもりだよ」

 ん?

「こっちのセリフだよ」

 なんだ、喧嘩か、 一人は大柄で言うまでもなく凶悪そうな人物、そして、もう一人は、じょ...女性?いや、男性の象徴はきちんとついてる。なんだあれ、それよりもヤバイかあの体格差は…。


「ここは俺が最初に使ってたんだよ」


「だからなんだよ、俺はいつもそこを使ってるんだよ、だから俺が使うべきなんだよ」

 笑いながら意味不明な言葉を言う男だな!


「意味わかんねーよ、早く離れてくれよ」


「俺を誰だか分かってねぇようだな!俺はこの街の最高戦力でもあるパスワードの一員でもあり、第4位でもあるんだぜ」


4位?なんだそれ?後で工咲こうさくにでも聞いてみよう。


「おまえが、ありえないな」

「そうかよ」

 ヤバイ、男は小柄な男?に対し拳をふろうとしている。


助けなきゃ!早く!動け、動け、動けよ、中央寺補夢羅ちゅうおうじほむらぁぁぁぁぁ!!!

足が一歩前に出る、そしてバンッと言う音が響いた。

  


…コーヒー牛乳を飲む。

うまい。


「ありがとな」

「こちらこそ、どういたしまして」

 

あの後俺は、顔面に思いっきり殴られたがまあ、助けられてよかった。


「おっと、もうこんな時間なのか、じゃあな」

「じゃあね!」


うん!いいことした後の牛乳は美味いな。

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