これは一つの神話である

加鳥このえ

始まり

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4月4日

 些細な事から口論が始まり、戦争まで発展してしまった。だが、私はそれを悔やんではいない。仕方がない事だから。そんな事を言うと、「無責任だ」だとか「ふざけるな」だとか、そんな事を言い始める人がほとんどだろう。だが本当に仕方がないことだったのだ。

 まぁ信じれないのも無理はない、あの惨状を見なければ分からないことがだろう。

 44日前のあの日全てが変わった、偶然なのか必然なのか、まぁ起こってしまったことをとやかく言うつもりは無い。この死体の山を前にして、なにをするのか、それが俺のやるべき課題だろう…

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