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「司祭様 本当に神の御国はあるのでしょうか」

「ああ 勿論だよ」

「本当に お嬢様をお救い頂けましょうや」


「お前が嘘の告白をせず

 心から神を信じ 赦しを請うのならば」

「本当に お嬢様に会えましょうや」


「主の御心のままに」

「お嬢様は わたくしを許してくれましょうや」

「全てを委ねるのだ」


彼の女性は 泣き崩れました

縋るように 神を請うて

わたしの腕の中で


司祭様が 優しく誘われました

「さあ 主の御前に

 お前は 既に 導かれている」


「ならば 告白致します

 わたくしの罪を

 嘘偽りなく 全部 お話致します」

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