5頁
「人は生きながらにして罪深い
ましてお前は 大きな罪を犯した
さあ 主に赦しを請うのです」
「嘘です
わたくしは 確かに罪深い
しかし お嬢様に悪いことなどないのです」
「そうか そうか そうであろうが
人は 知らず知らず 罪をおかす者
どんな人にも 小さな嫉妬や嘘や」
「いいえ
わたくしは 確かに嫉妬深く嘘もつく
しかし お嬢様は何時に於いても清いのです」
「そうか そうか
ならば一層重かろう
その方の罪まで 負ってしまって」
「どうして辛いことがありましょう
お嬢様をお守りするのが わたくしの役目
常に清らかで美しい わたくしのお嬢様」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます