第21話- 半人半猫


家の向かいにある小さな公園は、夜になると猫達の集会場になっている。


いつ頃からか一人の男がベンチに座り集まる猫達を眺めるようになった。


ある時期になると、男は必ず雌猫を抱いて帰る。


2ヶ月ほど経ったある日、我が家の雌猫が子供を産んだ。

仔猫達の毛はまるで人の髪の毛の様だった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る