内容まとめ 【仮面世界】 仮面がばら撒かれた世界に派遣された者の活動記録（1章）

内容まとめ_1章1節2項（2枚目）に相当

　本文は以下の構成になっており、それぞれの内容について、内容をまとめています。

　また、ここで言及しました作品固有の用語・陣営・登場人物などは解説集として、別枠で投稿しています。

　詳しい内容はそちらでご確認のほど、よろしくお願いいたします。

　ただし解説集は各章の最新および全体の最新に合わせた内容で更新しています。

　ここで語る以上のネタバレを理解した上でご確認のほど、よろしくお願いいたします。それを望まない方は解説集の閲覧を御遠慮（ごえんりょ）してくださいますよう、よろしくお願いいたします。

【構成】

・本編-文庫本換算ページ数

・本編-大まかな内容

・作品で言及されている仮面の特徴

・経緯-作品で言及されている仮面を手にする前

・経緯-作品で言及されている仮面を手にした直後①

・経緯-作品で言及されている仮面を手にした直後②

・経緯-作品で言及されている仮面を本格的に活用してから

【本編-文庫本換算ページ数】

　9ページ。

【本編-大まかな内容】

　世界各地に伝承されており、作品で言及している仮面が登場する1つの物語を中心に話を展開しています。

【作品で言及されている仮面の特徴】

　世界各地に点在する1つの物語ではある一定の性質が宿っている仮面だと記されている。

　超常現象を引き起こす力を持つ性質。

　自然現象を引き起こす力を持つ性質。

　肉体の枷を外し、潜在能力の解放を促す力を持つ性質。

　かつての星に存在した生命体に変身する力を持つ性質。辛うじて生息している生命体も含まれている。

　空想の存在だと扱われた生命体に変身する力を持つ性質。実在しても表舞台に立たなかった生命体も含まれている。

　事象や概念をモチーフにした力を持つ性質。

　以上の6つに性質は分類される。

　その仮面は被って初めて意味を為す。単体だけあっても意味を為さない。性質を扱うに値する使い手が存在しなければ、無用な代物である。

　その際、被った当人に2つの出来事が身に振りかかる。

　1つは誰とも分からない肉声が仮面を被った当人にしか聞こえないこと。

　もう1つは仮面に選ばれし者の肉体が変貌（へんぼう）すること。

　その変化を受け入れて、初めて仮面に宿る性質は発揮される。

　使い手は仮面との相性が高くなければ、宿る性質を扱えない。その親和性が高いほど、その性質の真価を発揮できると言われている。

【経緯-作品で言及されている仮面を手にする前】

　世界各地に点在する1つの物語の冒頭だと、1つの星は滅びの道を歩んでいたと記されている。

　人口は激減し、文明は失い、人間社会は終焉（しゅうえん）を迎えた。少数集団でほそぼそと生きることを余儀なくされた。

　人類以外の生命体の生息数も同様であり、等しく事切れる運命にあった。

　それでも今すぐに終わりは迎えられなかった。

　貧困が加速しても衣食住が足りてなったわけではない。生き永らえる者同士、もしくは自然を活用することで凌（しの）いでいた。

　しかし育（はぐく）む力はひどく衰えていたため、資源の枯渇と全生命体の絶滅は刻一刻（こくいっこく）と近づいていた。

　この有り様からして、いずれ星は朽ち、ここから逆転することはないと推察されていた。

【経緯-作品で言及されている仮面を手にした直後①】

　世界各地に点在する1つの物語では星が滅亡の危機に陥りそうになったときに誰かが特殊な仮面をばら撒いたと言われている。

　しかしどれほどの利益を生めるか理解していない者たちにしてみれば、恐怖の塊（かたまり）でしかなかった。

　誰とも分からぬ者の声が響き渡り、体が変貌（へんぼう）するのであれば、無理もない。仮面を外せば、元の姿に戻れるとしても、事実は変わらない。

　体験した者、もしくは他者が被る場面に出くわした者による吹聴（ふいちょう）により人類の警戒心を高めた。仮面の有能さを知る前に恐怖に怯え、敢（あ）えて手を出そうとする者はそうそういなかった。

【経緯-作品で言及されている仮面を手にした直後②】

　窮地（きゅうち）を救うはずの特殊な仮面に手を伸ばすのに時間がかかったことが世界各地に点在する1つの物語で語られている。

　仮面に怯えていても、星が滅ぶ運命は変わらない。状況を覆（くつがえ）せる力を持たない人類ではどうしようもなかった。

　故に歩み出した者たちがいた。

　無謀だと蛮勇だと罵（ののし）られても諦めなかった。腐（くさ）ることを知らず、歩みを止めなかった。

　息詰まる状況から脱却するため、その者たちは人々に働きかけた。

　決して心理的に追い詰め、暴力に訴えなかったのが大きかったのであろう。自分本位にならず、他者に寄り添った形で自分の考えをぶつけられたが故に実を結べたのであろう。間違っても脅迫に走らず、拒絶されれば、大人しく身を引いていたから運命は変えられたのであろう。

　人々が抱える疑念を実演を通して1つ1つ解消した。それにより仮面に手を伸ばす人々の数を増やし、仮面の有意義さが理解された。状況を打開するだけの価値はあると促せられた。

【経緯-作品で言及されている仮面を本格的に活用してから】

　これまでの遅れを取り戻すかの如く、世界は発展していったと世界各地に点在する1つの物語に綴（つづ）られている。

　理想の現実に近づくため、こぢんまりとした集団の垣根を崩し、人類を集わせた。明日へと続く道を切り開く活力を生み出せるまでになったが故である。夢見ることを思い出せたが故に活力が生まれ、星の命運を変えられた。

　頑張りは仮面の使い手だけではない。発展に大いに貢献したのは間違いないものの、誰もが仮面の使い手になれたわけではない。各々、自分ができることを積み重ねった結果、世界再興物語で讃（たた）えられるまでになった。

　英雄視されている仮面の使い手、もとい仮面の適合者（バイパー）だけでは成り立っていない。

　全ての存在、特殊な仮面をばら撒いた存在も含めて、全ての者がいてこそ、今日に繋がっていると言っても過言ではない。

　そうでもなければ、確実に星は失われた。生命体も自然も絶えていたと思われる。