内容まとめ

各節(ネタバレのため、閲覧注意)

内容まとめ_1章1節(1~4枚目)に相当

 本文は以下の構成になっており、それぞれの内容について、内容をまとめています。

 また、ここで言及しました作品固有の用語・陣営・登場人物などは解説集として、別枠で投稿しています。

 詳しい内容はそちらでご確認のほど、よろしくお願いいたします。

 ただし解説集は各章の最新および全体の最新に合わせた内容で更新しています。

 ここで語る以上のネタバレを理解した上でご確認のほど、よろしくお願いいたします。それを望まない方は解説集の閲覧を御遠慮ごえんりょしてくださいますよう、よろしくお願いいたします。


【構成】

・本編-文庫本換算ページ数

・本編-大まかな内容

・作品で言及する仮面の特徴

・世界再興物語とその内容

・作品で言及する仮面をばら撒いた存在の思考回路


【本編-文庫本換算ページ数】

 20ページ。


【本編-大まかな内容】

 作品で言及する仮面とそれにまつわる事項を中心に話を展開しています。


【作品で言及する仮面の特徴】

 生命体が持ちうる器量を超越した代物であり、不可能を可能に覆す結果に導ける可能性を秘めた代物でもある。

 星の栄枯盛衰えいこせいすいを描いた世界再興物語に登場しており、現実にもその仮面は存在している。

 その仮面にはある一定の性質が宿っている。その種類は様々。 

 仮面は被ってこそ、意味がある。仮面を被りし者がいなければ、そこに宿る性質は発揮されない。その性質を扱うために肉体も変貌へんぼうするため、その現象に耐えられるだけの素質が備わっていなければならない。

 つまり仮面との相性が物を申す。

 仮面との親和性が高くなければ、その性質は発揮できない。その親和性が高いほど、仮面に宿る性質の真価に迫れると言われている。

 逆に親和性が低い者だと仮面に拒絶され、被ることさえ、叶わない。恋焦がれたとしても仮面が振り向くことはない。見合いしもの同士ではなかったと言うだけにすぎない。

 そして仮面との親和性が高い者が肉体を変貌へんぼうさせる際、誰とも分からぬ声を耳にする。

 けれど仮面の扱いに支障はないため、大抵の者は聞き流している。

 その意味が分からずとも関係ないため。


【世界再興物語とその内容】

 世界各地に点在する1つの物語。内容は地域でそれぞれ違っているものの、似通った内容でつづられている。

 また文献・絵画・壁画・石碑・石板・言い伝えなど、様々な伝達手段で継承されている。

 この物語は1つの星の栄枯盛衰えいこせいすいの模様を描いている。

 冒頭は滅亡の危機からで始まり、自力ではどうしようもできない状況時に救済の手が差し伸ばされた。

 ある一定の性質が宿った仮面、特殊な仮面が世界中にばら撒かれたことがきっかけで星の活力は取り戻せた。特殊な仮面に選ばれた存在の行動により定められた運命の針をゆがませることができた。その道のりは順調そのものではなかったものの、窮地きゅうちを脱することに成功したのは間違いない。

 明日を切り開き続けた結果、今日の世界へと繋がっていると言われている。

 仮面の使い手である、仮面の適合者バイパー然り。仮面に選ばれなくとも、歩みを止めなかった者たち然り。

 そして仮面をばら撒いたとされる存在然り。

 全ての者たちが存在しなければ、道は閉ざされていたと言われている。

 そのような内容で現代にも残されている。

 しかし鵜呑うのみにされているわけではない。

 内容が広まっているとはいえ、肯定されているわけではない。真偽が疑わしい内容がはらんでいるため、素直に受け止められていない。鵜呑うのみにしているのは少数派である。

 現実にも存在する仮面の記述箇所も実証を重ねた上で信じられている。

 大抵の者が仮面をばら撒いたとされる存在をあがめないのもそれが理由である。神様として信奉する者の方が少数派に属する。目録と同様である。

 所詮しょせん、世界再興物語など、現実に存在する仮面の検証結果に使われるための道具にすぎない。解明のための道具として扱われているにすぎない。

 現代ではそのような認識で扱われている。


【作品で言及する仮面をばら撒いた存在の思考回路】

 世界再興物語に登場し、現実にも存在する特殊な仮面。世界再興物語で言及されているものの、多くの者に信じられていない、その存在は確かに実在する。

 星に影響を及ぼした、通りすがりの外来種として。

 仮に神様としてあがめるとすれば、来訪神だと自称する存在として。

 当人は存在証明と敬称にこだわりを持っていないため、責めるつもりはない。怒ることも悲しむこともなげくこともない。

 しかし仮面の用途に関してはひどく腹を立てている。

 自称:来訪神は苦難を乗り越えるため、多くの人々が抱く理想を阻害する事象を打ち破る一種の解決策として、特殊な仮面をばら撒いた。

 けれど現代にいては我欲のために使われている。

 己の利益を優先して、他者を退けている。ままを叶えるための道具にしている。

 自称:来訪神と実際の使い手の間で認識がズレている。仮面を扱う際に警告を発しているにも関わらず、それを無視している。

 それが現状であるため、自称:来訪神はばら撒いた仮面を回収している。本来の用途に沿っていないが故に。

 現世界の理に仮面を組み込んでいる事情からして、自称:来訪神は大人しく渡してもらえるとは思っていない。

 故におおよそ人類では持ちえない生体機能を駆使した者たちに回収を命じている。仮面の適合者バイパーと対峙することを想定して、協力者を通じて、ばら撒いた仮面を数百年前から集めている。

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