人間に生まれる確率
@streetlight
人間として生まれた僕
突然だか、僕は今人間を辞めたい。
何故かって?
人間でいるのに飽きたからだ。
人間と言う生き物は、ハッキリ言ってすごく面倒臭い。
例えば、人間は何かを一生懸命頑張らなくてはいけない、でないと怒られてしまうからだ。
僕は今高校生だ、だから勉強やスポーツを頑張らなくてはいけないなぜなら、いい大学やいい職につけないからだ。
そして、いい職やいい大学に入ったらまた勉強や仕事を頑張らくては行けない。
それに、勉強や仕事を頑張るだけじゃダメなんだ。
人間関係と言う人と人との関係も頑張らなくては行けないんだ。
例えば、歳が上の人間には敬語と言う言葉を使わなければいけない。
敬語を使わないと「失礼だ」「礼儀がない」と言う理由で怒られてしまう。
それに、機嫌を損ねてしまわぬように「笑顔」と言うものも振りまかなくては行けない。
な、人間ってめんどくさいだろ。今言った事以外にもめんどくさい事が山ほどある。
だから僕は人間をやめたいんだ。
もし、人間をやめたら何になろうか。
鳥なんかどうだろうか、羽を広げ自由に空を飛ぶ、人間だった時とは違う世界が見れるかもしれない。
魚でもいいかもしれない、大きな海を自由に泳ぐんだ、人間だった時よりも早く泳げる。もし、捕まってしまってしまったら食べられてしまうかもしれないが、綺麗な見た目だったり大きかったりしたら、水族館などで飾ってもらいるかもしれない。
植物なんてのはどうだろうか、太陽の光を浴びて綺麗な花を咲かせるんだ。すごく綺麗な花を咲かせたら、飾ってもらえるかもしれない。もし、枯れてしまってもまた芽を出せばいい。
犬や猫なんてのもいい、お金持ちの家のペットとして飼ってもらえるかもしれない。もし、野良猫や野良犬だったら生きるのは大変そうだが人間として生きていた時には体験できなかったことが味わえるかもしれない。
あぁ。想像しただけでワクワクしてしまう。
だが、僕は人間をやめることができない。何故かって?
何故なら僕らが人間として生まれる確率は、7兆分の1の確率らしい。
だから僕は、人間を辞めることが出来ない。
そう僕らは7兆分の1の確率で生まれてきた奇跡の存在だからだ。
人間に生まれる確率 @streetlight
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
短編作品集/豆木 新
★0 エッセイ・ノンフィクション 連載中 1話
ショートショート・プレイリスト/各務
★6 エッセイ・ノンフィクション 連載中 2話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます