第2話 知らない街を

 知らない街を歩いた。暑い。アポなし営業で塾の扉を開ける。今忙しいんだよ、とあからさまに嫌な顔をされる。それでも俺は名刺と新商品のカタログを渡し、深く頭を下げる。昼間飲んだエナジードリンクの味が、まだ喉奥に残る。今日も知らない街を歩いた。

#雑文

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