この職業よくわからないのですが何なんですか?

厨二赤べこ

序章~何なんだこの世界~

第1話この世界何なんですか?

俺こと影薄輝樹(13歳)はいつもの通り授業をBGM代わりにし雲が流れていく様をボーと眺めていた。

「雲の流れ早いなー」

そんな事を呟きおもむろに俺は黒板の方に視線を移す。瞬間、俺の視界全体が真っ白に染まった。どうなってんだこれ?浮遊感も感じる。俺は股間にキュッとなる感覚を感じたが、すぐに浮遊感が無くなる。気づくとさっきまでいた教室では無いどこかだった。どこだここ?


現代を生きる俺が見たことの無いような建築技術で作られたような部屋が辺り一面に広がっていた、鉄筋コンクリートで出来てるわけでも無さそうなのにどうなっているんだ?


更に辺りを見渡すとこの空間には同じクラスの連中もいた。男子グループ、女子グループ、オタクグループだ。俺はこいつらを快く思っていない寧ろ男子グループと女子グループに関しては、今まで散々いじめられてきた。異世界転移の王道展開すぎるって


だが、それよりも気になるやつが一人。

騎士たちに囲まれ見るからに王様ですって感じがするやつが俺達を見下ろす状態で玉座に座っている。服装も凄く華やか。日本で買おうとしたらどれぐらいの値段になるだろうか


「私はこの国の国王です!急な申しつけをお許しください。今現在、人類は魔族の侵略を受け生存圏を奪われています。この様な事態をいち早く打破するためにお力をお貸しください!」


王様は急に玉座から飛び降り、頭を深々と下げ、俺達に対しその様なことを口にした。流石に男子&女子グループは戸惑っているようだ。その反面、何故かオタクグループはテンションが上がっている様子だ。クラスメイト全員がヒソヒソ話してるそんな時クラスメイトの一人手を挙げた。


「質問です。何故、そのような事態になっているのですか?」


「もちろんお答えします。なぜこの様な事態になっているのかというと、それは魔族の圧倒的な戦闘力の高さにあります。我がセオロ王国も近年は魔族対策のために色々と手は尽くしていたのですが、ことごとく作戦は失敗に終わり。結果このような事態になってしまったのです」


王様は質問に答え終えると、再度俺達に頭を下げた。


「お願いします。我々をお救いください」


王様の態度に一同は考え始めた。聞く必要は無いだの、可哀想だの、助けてあげたいだのみんな色んな意見を出し合った。もちろん俺はその輪に入ってない訳だが。考えがまとまったのか皆、顔を王様の方へ向けリーダー格の男子が王様に対し答えを出した。


「・・・分かりました、王様のお願いを聞きます。なのでもう顔を上げてください」


「おお、本当か!ありがたい、恩に着ます」


「でも、魔族と戦うって具体的にはどのように戦うですか?私たちは戦闘面に関してはド素人もいい所ですよ?」


その疑問に対しては護衛の人が説明をしてくれた


「それに関しては私から。確かに、このままだと戦っても相手になりません。しかし、この世界には天職と魔法とスキルと呼ばれる概念のようなものあります。まず天職というのは、読んで字のごとく、その人のにとって一番向いている職業のことです。天職にはレア度があり、下からノーマル、レア、レジェンドの三つのレア度があります。例えば、鍛冶師や魔法使い等はノーマル、魔法師や武闘家はレア、勇者や賢者や魔法剣士といった職業はレジェンドに分類されます。レジェンド級の天職をもって生まれる者に関しては百万人に一人という確率でしか現れないのです。次に魔法ですがこれはこの世界に直接干渉できる力のことです。魔法を覚えること自体はさほど難しくありません。明確のイメージと魔力さえあれば魔法はしっかり発動してくれます。ですので無詠唱でも魔法を使える人もおります。最後にスキルについてです。スキルは魔法と違って技術に近いです。スキルにはイメージと魔力は要りませんがその代わり体力を消費します。スキルは天職や経験によって進化したり増えたりします。つまり魔族と戦うには己の天職を知り魔法を学びスキルを増やしてからです。」


一通り説明を終えた後、全員謎の薄い石板を渡された。オタクグループがこの石板について聞いたところ、これは自分のステータスを表す物らしい。

試しに石板を触ってみると、

____________________________________________________________________________

NAME 影薄 輝樹 Lv1 称号 勇者

HP100 MP100

パワー100 スピード100

ディフェンス10 ラック40

総合力250 

天職 特務 レア度secret

スキル:ナイフ術Lv1 銃術Lv1 隠密Lv1 準備万端Lv1 用意周到Lv1 

情報収集LvMax 情報偽装LvMax

魔法:生成魔法Lv1 黒魔法Lv1 テレポートLv1

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と表示された。みんなの天職は勇者とか賢者とか魔法剣士とか治癒術師とかレジェンドがちらほら出ていた。


「素晴らしいレジェンドがこんなにたくさんいるとはさすが勇者様方だ」


王様たちは高笑いを始めた。

王様はみんなのことを勇者様と呼ぶが勇者は称号と天職で二つあるようで称号の方は二つ名みたいなものらしいくスキルとかには影響しないらしい。天職の勇者とは根本的に違うようだ。

そこでふと俺は自分の天職のレア度が先程紹介されたレア度の何処にも分類されていないことに気づいた。俺は気になり王様に聞いてみることにした


「あの、天職のレア度がsecretって書いてあるのですがこれは何なんですか?」


「なんだと!?」


聞いた瞬間王様は目をかっと開、荒い口調でそう聞いてきた


ん?なんだこの反応は。王様の側近や護衛の反応が妙だな。再度聞く、


「あのー、このレア度が何か?」


そして王様は言いはなった、


「こっちに来るな!おい宮廷魔法使いさっさとこいつをダンジョンの最下層に飛ばせ!私に近づけさせるな!」


「「は、はい!」」


俺の思考は止まった。視界の横でクラス連中が騒ぎ始めたことに気が付いた。みんな俺のことについて直談判してくれるのかと思った。だが 今までのことを思い出しそんな考えが甘いことに気づく。


「さっさと飛ばせ!」

「早く消えちまえ!」


そうだ、こいつらはこういう奴らだった。ゴミどもが


一人だけ泣いているのが見えたが誰が泣いているのかすら分からない程に俺の怒りがこみ上げてきた、

この後、俺の足元に魔法陣が現れ。その魔法陣は光を放ち始めた。

急に息が苦しくなった。まるで何かに首を絞められているような感覚に陥った。


うちのクラスの連中の笑い顔と王様たちの安堵の表情を見て俺は絶望した。

光がなくなり気づいたら洞窟みたいなところにいた。

そして俺は最終目標を決めた「絶対に生きて日本に帰る」

この時、俺のステータスに称号:生に囚われた者が追加されたことにまだ俺は気づかなかった。

唯一の救いは人格が壊れていなかったことぐらいだ

~第一話終了~

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NAME 影薄 輝樹 Lv1 称号 生に囚われた者

HP100

パワー100 スピード100

ディフェンス10 ラック40

総合力250

天職 特務 レア度secret

スキル:ナイフ術Lv1 銃術Lv1 隠密Lv1 準備万端Lv1 用意周到Lv1

情報収集LvMax 情報偽装LvMax

魔法:生成魔法Lv1 黒魔法Lv1 テレポートLv1

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おまけスキル・魔法紹介

ナイフ術:ナイフを使うとパワーが上がる

銃術:銃を使うとパワーが上がる

隠密:姿や気配を遮断することができるLvによって気づかれたりする

準備万端:物を入れれる別空間を作るとができる

用意周到:稀に今自分が欲しい物を出すことができるこれはラックによる

情報収集:相手のステータスが見れる

    :倒した敵スキルを一つだけとれる(同じスキルをとると熟練度が上がる)

情報偽装:自分のステータスを偽装できる

    :自分の見た目を任意に偽装できる

生成魔法;自分が作りたい物が作れるようになる自身のLvを上げるとその分強い武器が作れるようになる

黒魔法:命に係わる魔法

テレポート:任意の場所に瞬間移動できるただし自分と行きたい場所の正確な場所を知る必要がある

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あとがき

僕はこれが初めてなので温かい目で見てください

後こうした方がいいとかアドバイスとかあるなら教えてくれると嬉しいです

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