俺はあいつに興味が無い

@yukkurikarumia

第1話 興味の無いあいつ

俺は、静葉高校に通う平凡な高校2年生だ顔もイケメンでもないしブサイクでもない所謂普通という奴だ

俺は正直人と関わることは苦手だ

家でアニメとかゲームとかしてる方がよっぽど良い

なのにこいつ、一緒のクラスの姫野涼子が引っ付いて来たりしてあからさまに好意を寄せてきている

しかもそいつはクラスの女子の中でも上の上

確かに可愛いのは間違いない

だが、そんな奴に絡まれたら俺からしたらいい迷惑だが他の男子からしてみりゃ皮肉にしか聞こえねぇだろう

勿論そんな奴とは関わりたくないと思う奴もいる

アニメの話ができるやつもあいつのせいで居なくなった

俺はあいつには興味が無い

だから関わりたくも無い

どうにかする方法は無いものか...

「ねぇねぇ悠人〜」

また話に来た

「なんだよ」

「悠人って私の事好き?」

「嫌い」

「酷いな〜」

酷い? 俺には理解できない

「なんで?」

「私が悠人に惚れてるからかな〜?」

「へぇ〜俺は嫌いだから じゃあね」

俺は涼子を置いて家に帰った

あいつ俺が好意に気付いてないとでも思ってたのか?

照れるとでも思ったのか?

いや、からかってるだけだな

変に考えすぎることでも無いな

飯食って早く寝よ

また憂鬱な学校に行かないと行けない

なんでこんな思いを俺がしなきゃいけねぇんだよ

早く終わんなぁかなぁ 高校

今日も気合入れて行くぞ!

「お!悠人だ〜」

「...」

「ねぇねぇ」

「...」

「無視とか酷くない?」

「...」

「わぁ!」

俺に涼子が抱きついてきた しかも街中でだ

朝とは言え人は結構居た

「離せよ!」

「はい無視できてない〜!」

「こんなとこでひっついてきて無視できるか!」

「知ってる(笑)」

「知ってるなら辞めろ!」

「無理〜」

正直言って面倒くさい

可愛いで許す人は居るだろうが俺は許せるほど優しくはない

「もう行くからな」

俺はダッシュで学校へ行った

涼子が呼んでたが無視してきた

「はぁ...はぁ...」

疲れた

「速いね〜」

「!?」

全速力だったぞ!

「なん..でついて..来てる」

「愛の力...かな〜」

そんなめちゃくちゃな

「頼むからもう関わらないでくれ」

「悠人の願いでもそれは無理かな〜」

「今日もラブラブだね〜」

「ん?」

聴き慣れない声がした

「桃子じゃん!」

「誰?」

本当に何も知らない人が来て困惑していると

「涼子の友達で涼子を応援してる人...かな」

「そうかってラブラブじゃねぇよ」

「え、今更?」

確かにそうだけどその言い方むかつくな

「じゃあ悠人と教室行ってるね〜」

「了解」

「さぁ行くよ!」

「お、おう」

まだ理解があまり追いついていない

えーと涼子の友達が桃子で

桃子は俺と涼子が付き合う事を応援してるって事であってるのか?

その場合は、桃子とも縁を切らないと

「と...うと...悠人!」

「ん?」

涼子が呼んでいる

別に何もしてないと思うんだが

「何ぼーっとしてんの」

「あぁ悪いちょっと考え事を」

「私の事考えてたの〜?」

「あぁ」

「え!(照)」

「どうやったら追い払えるかをな」

「な〜んだ」(ちょっと好きになったと思っちゃった)

なんか変な感じがしたけどまぁ良っか

これからも俺は涼子を追い払う為に苦悩する事になるのか...


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