8月 30日 特別にあげるチョコは、美味しいらしい

09:00

 朝から暑くて、子供たちはみんな溶けている。

 長女は部活に行ってしまったから、残りの三人を連れて買い物へと出掛けることに。

 

 もうすぐ新学期ということで、新しい雑巾や歯ブラシなど、まだまだ用意するものがある。

 今の子は歯ブラシもお気に入りがあるらしく、小学生組は揃って売場で悩んでいる。長男も恐竜か電車かで、腕を組んで悩んでいた。

 細かいところまで個性が出るので、妥協はできないらしいのだ。

 小学生も大変だな。

 

 そうして文房具を見ていた時に、三女が国語のノートを見て声をあげた。

「やば! 宿題、まだあった!」


 もう、あさって、始業式……。



15:00

 ギリギリまで宿題をしていた三女、今日はちょっと早めの時間から習い事に出掛けていった。


 宿題はこの地域の歴史を調べてみよう、というやつらしくクロムブックを使って調べては、ノートに写して頑張っていた。

 国語のノートとの繋がりがちょっとわからないんだけど、早めに気が付いたお陰でなんとか明日には終わりそうだ。


 お見送りの帰りに畑に行くと、熟れすぎたスイカにカナブンが大量に集まっていた。それを見た長男が、目を輝かせて網をもって走っていく。

 虫ならなんでもいいのかこいつは。


 見た目は緑色で綺麗なんだけど、大量にうようよした虫かごをうちに入れてしまったから、次女が発狂して怒り狂う。

 虫嫌いだからしょうがない、私でも鳥肌ものなんだから。

 お迎えの時に放す約束をしてなんとか怒りを抑えてもらったが、後でチョコを内緒であげることを忘れないようにしなければ。

 いつも我慢してくれる次女には感謝しかない。

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