7月 31日 露天風呂??

13:00

 プールの水が、お湯になってる。

 少しぬるめなのだが、お風呂って言われたら思わず頷いてしまうくらい。

 こりゃ、やるっきゃないと言うことで、三女のリクエストを叶えることにした。


 プールに入浴剤を入れましょう。

 今日は草津の湯。ほんのり香りつきのプールはちょっと私も羨ましい。

 100均で買った日除けも結構役に立ち、長女を除く子供たちはいい気分で満喫している。

 もう中学生になったらおうちプールも卒業か。

 なんかさみしい。


 三人が入っている時に、長女は友達の家に行くそうだ。そこで夏休みの宿題をするんだって。

 やはり部屋数が少ない家ではあんまり集中出来ないのだ。だって長男がちょこちょこ覗きに来るから。

 こいつには、何を言っても通じない。



17:00

 やっと涼しくなってきて、畑にも行けるようになってきた。

 私は畑で野菜をとり、長男は網でトンボをとる。

 セミの脱け殻も大量に集めていて、畑のビニールハウスのいっかくに隠しているんだと見せてくれた。ここならばあちゃんが良いって言ったんだと。


 こんもりの脱け殻に、一気に寒気がやってきた。

 多分大人の両手に乗らない位の小山がそこにある。

 道理で我が家の壁でみんみん鳴くのが多いわけだ。


 見せて満足したらしい長男は、汚れたズボンを脱ぎ捨てて、パンいちで畑を網をもって走る。

 ……何でパンいち??

 そのせいで足が汚れているのは、彼にとってはどうでもいいことなんだろうか。蚊が寄ってきそうで怖いな。

 でも、男の子の思想って不思議だ。

 

 まあいいや。プールできれいに洗えばね。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る