熟女~大奥、五反田熟女クラブ物語~

すぐ郁夫

第1話

その店は山手線内の五反田駅に位置する。

五反田駅の一角。


オフィス、飲食店、風俗、キャバクラ、ラブホテルが一体化した地域だ。


昼は主婦、大学生、デリバリーヘルス、SM嬢、サラリーマンが行き交う。


夜は主に熟女がビルに吸い込まれて行く。昼夜共に客は、40代、50代、60代が多い。


接待と言えば昔は、銀座や吉原だったが今は五反田熟女クラブで充分足りる。


料金は銀座の10分の1程度で済む。


きらびやかなドレスを着たそこそこの熟女に接待してもらう事が出来る。


熟女=キャストなのだが、キャストの年齢は、主に40歳〜50代前半。


キャストは、大半が若い頃ホステスの経験がある。


経験地域は様々だが、9割が1度は結婚している。


既婚のキャストも多い。


子育てを終えているキャストもいる。


男性客の9割は既婚者。


若い子の店では美人可愛い子が売れるが、熟女クラブは違う。

こんなオレでも落とせそう、と思える女性。

稀に極上の美女が入店する事があるが、どこぞの社長の愛人になりすぐ辞める。


そして、女性は40歳から盛りが付く。


男女の出会いの場として熟女クラブは、適当だ。

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