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平和に 保障なんてあり得るのだろうか?

僕には 実感がないんだ

青年の存在に 取り留めがないように


僕は 感じたいんだ

青年が 実体のあるものとして

確かに 存在したということを


青年と歩んできたピアノに

僕は 探るように 指をおろした

まるで この時を ずっと待っていたかのよう


青年も きっと こうして

まだ 漠然と広がる未来を追って

音に 託したのだろうね


秘めていた思いを そっと 耳打ちするように

静かに 篤く 僕に 語りかける

音を 奏でるほどに


身もだえするほどの震えを感じた

零れんばかりに溢れ出る感情を

身体全体で 受け止めて

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